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2023年9月28日 (木)

いくら投資すればいいの?

トウシル、森永康平さん。2019年11月12日の記事の再掲。永遠の課題ですよね。記事では、いろいろな視点から、この問題を検討しています。記事タイトルの「収入から考えよう」に賛成です。それしかないですよね。

いくら投資すればいいの?

てなわけで、この問題に対して私が考えているポイントをいくつか書いてみようというのが本日のお題。ついやってしまいがちなのが、目標金額から考えるアプローチ。ウエルスアドバイザーさんの金融電卓を使って、たとえば、以下の条件で試算してみます。

初期投資0万円で、期間30年間、利回り 5%で運用して、目標金額5000 万円貯めるには?

→ 毎月の積立額 59,600 円が必要。

と出ます。よし、毎月6万円積み立てればいいのか。でも、取れるリスクを考えるとせいぜい月3万円、とします。ここが第1関門。無理して6万円積み立ててはいけません。

で、次に考えたくなるのが、月々3万円で5000万円貯めるには? です。これまた、ウエルスアドバイザーさんの金融電卓で計算してみますと、

→ 8.6 %の運用利回りが必要。

と出ます。ここが第2関門。長期的に8.6%の運用利回りなんて無理と判断することです。そんな金融商品や投資法があるなんて言う人のことを信じてはいけません。

整理するとチェックポイントは次の2点。

  • 取れるリスクから考えているか?
  • 投資に過剰な期待リターンを求めていないか?

では、どうすればいいのか? 次の3つの道があります。

 (1)収支を改善し、蓄財力を最適化する。
   (ただし無理はしない。若い頃の経験の価値は高い)

 (2)本業(ないしは副業)で稼ぐ
   (なんのための手間のかからないインデックス投資か?)

 (3)5000万円なんてあきらめる。
   (たとえば、3万円×30年×5%なら、2,497万円)

個人的には、若いうちは(2)、歳を取ったら(3)、と考えます。(1)はデフォルトです。

以上、つまり何が言いたかったかというと、金融商品の売り手側は「目標金額から考えるアプローチを提案してくるケースが多い」ので気を付けましょう、と言うお話でした。

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ところで、先のウエルスアドバイザーさんの金融電卓。不思議なのは(2)(3)を計算するツールがなく自分で表計算ソフト等で計算する必要があります。なんでないんだろう。不思議だなあ。

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