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2023年9月30日 (土)

2023/9末のポートフォリオ

2023/9末のポートフォリオです。

2023/9末のポートフォリオ

20230930

今月は、この数ヶ月リスク資産が若干、巻き戻って、カウチポテトに戻りました

雑談

最近の状況を見てて思うのは、やはり、為替の影響は大きい、ということ。しかし、為替は、正直、どう動くかわかりません。たとえば最近だと

  • 今の円安は、日米の金利差によるものだ。
  • 日銀が悪い。早く、マイナス金利を止めろ。

みたいな論理をよく見かけますが、マイナス金利止めて日本の長期金利が上がったとしても、米国の長期金利もその分、上がって焼け石に水かもしれません。あるいは、何もしないのにどこかの国でショックが起きて、突如、円が安全資産になんていう、いつか来た道を繰り返すかもしれません。

私自身は、

  • ヘッジコストがかかるので為替ヘッジはしない。
  • 期待リターン高めの外国株式は、為替リスクの取り甲斐がある。ので買う。
  • 期待リターン低めの外国債券は、為替リスクの取り甲斐がない。ので買わない。

という考え方に単純化してからは、あれこれ悩むことは無くなりました。


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コメント

「当分訪れそうも無い、安全資産としての円」

<突如、円が安全資産になんていう、いつか来た道を繰り返すかもしれません。

2009年末 政府債務残高 983兆 GDP比 198% 日銀当座 162兆
2015年末 政府債務残高 1228兆 GDP比 228% 日銀当座 254兆
2022年末 政府債務残高 1457兆 GDP比 263% 日銀当座 500兆

世界の中央銀行が、金利を上げてインフレ対応に躍起になっている時に、
日銀は、今現在も「金融緩和」を続けて、市場に資金を流し続けている。
政府は、補正予算を組んで、この先新規国債を発行する準備を進めている。

2009年リーマンショック時は、国の財政状態は健全ではないが、日本銀行の財務状態は余裕があった。アベノミクス以降は政府も日銀も財政ガタガタ状態だ。更に、1)人口減少と高齢化 2)インフレ猛威の予感 3)伸びない賃金 4)行政機関の弱体化 5)日本企業の衰退 挙げればキリが無い。

米国債券ETFは最高!2009年からのドル投資の経験で為替ヘッジ不要を実感している。時間の経過はドルコスト平均法で購入単価の平準化が図れる。分配金の再投資は複利効果を生み出し、ドル購入単価を更に引き下げる。米国債券ETFは現在の高金利で基準価格は下がっている。しかし毎月の分配金は増えるので、「買わないドル」が増える。

投稿: オークX32 | 2023年9月30日 (土) 11時27分

Bloomberg(2023/09/30)によると
・「1カ月間のつなぎ予算案、共和党の保守強硬派が反対に回る」
・「10月1日から政府機関閉鎖の可能性高まる、長引く恐れも」

米政府機関閉鎖→米国債の格下げ→円高ドル安 になる可能性があります。

海外の債券には価格と為替のニ重のリスクがあります。
(リターンと比較するとリスクが大きい)

投稿: tama | 2023年9月30日 (土) 22時58分

オークX32様、tama様 コメントありがとうございます!
この種のシナリオを考えるとき、いくつか注意点があります。

一つ、特定の国の悪いシナリオだけに注視すべきではない。
(どの国にも悪いシナリオが存在する)
一つ、ここ10年20年程度のトレンドで未来を語るべきではない。
一つ、往々にして、想定外のシナリオが大きく足を引っ張る。
(想定されるシナリオは、市場に織り込まれている)
一つ、全体的には、待てば海路の日和あり。

とくに最後が重要ではないかと私は考えております。

投稿: NightWalker | 2023年10月 1日 (日) 01時01分

>tama様
>リターンと比較するとリスクが大きい
はい、そこですよね。
為替ヘッジなしで海外に長期投資するなら、株式の方が効率がいい。債券は株式よりも(期待)リターンが低く相対的に為替リスクの影響が大きくなりますからね。

一応、この10年のシャープレシオをみてみますと、

 SMT グローバル債券インデックス  0.51
 SMT 新興国債券インデックス・オープン  0.28
 SMT グローバル株式インデックス  0.83

もちろん、株式ダメダメな10年の場合は、これが逆転するでしょう。しかし、20年、30年と投資期間が長くなって株式のリターンが平均回帰していけば、為替リスクが変わらない分、株式の方が有利になっていくと考えられます。

投稿: NightWalker | 2023年10月 1日 (日) 01時36分

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