【朗報】9月8日〜 オルカンの信託報酬率が年0.05775%(税込)に引き下げ
全国1兆3589億円分くらいのオルカンファンのみなさん、こんにちは、こんばんは! 三菱UFJ国際投信さんから朗報です。
9月8日〜 オルカンの信託報酬率が年0.05775%(税込)に値下がり
Slimシリーズのうち、全世界株式(オール・カントリー)、全世界株式(除く日本)全世界株式(3地域均等型)新興国株式の4本のファンドの信託報酬が、2023年9月8日より引き下げとなります。
これで、オルカンはトレカン、ノムカンをキャッチアップ。実質的な信託報酬率っていうところがミソです。
※1:2023年8月17日現在の純資産総額に、2023年9月8日以降の新しい信託報酬率を適用して推計した実質的な信託報酬率
みなさまよくご存じのように、Slimシリーズは、純資産総額に応じて信託報酬率を逓減する仕組みを持っています。変更後の逓減テーブルがこちら↓
基本的なコスト構造は、トレカン、ノムカンと同じく、委託会社=販売会社=受託会社=税抜0.0175%なんですが、逓減分、必ず他社に勝つ構造となっているのです。オルカンの純資産総額は、すでに1兆円を超えており、オルカンの実質的な信託報酬率は、0.05765%。ほんのわずかですが、トレカン、ノムカンに勝ってます。
今回、すごいなと思ったのは、販売会社の信託報酬率の取り分を減らしたこと。販売会社が多めのSlimシリーズは、ここがネックのひとつだったと邪推いたします。営業さんお疲れさまでした!販売会社のみなさま、ご協力ありがとうございます!
まともそうなスキームのノムカンが販路を増やし出したことが、Slim陣営の背中を押したのではないでしょうか。もちろん、トップの英断があっての経営判断です。日本における、インデックスファンドの勝敗の鍵はここにあると私は思います。一朝一夕には儲からないインデックスファンドビジネスの重要性をいかにトップが理解しているか否か。
投信もセット割りの時代? オルカン最強伝説は続く!
かくして、オルカン最強伝説は継続。今、来年を占うのは鬼が笑いそうですけど、オルカンホルダーのみなさんは、枕を高くして新しいNISAが始まる新年を迎えられるのではないでしょうか? VTの経費率が年0.07%ですから、総経費率次第では、もう米国でも戦えるんじゃないの?って水準ですもんね。
トレカン、ノムカンは、もう追撃しないんじゃないかなあ。思うに、この三菱UFJ国際投信さんの反応は予定調和のひとつだったはずです。ライバル会社の当面の利益を減らすことに成功したわけですから、ある意味「一矢報いた」と。
こうなると、にわかに気になるのは、今回、音無しの構えの「先進国株式(年0.09889%)」とか、「S&P500(年0.09372%)」とか、「日本株式(年0.143%)」とか…。新興国株式も今回安くなったとはいえ、年0.1518%です。もはや、各資産クラスをバラ買いするより、オルカンや日本を除く全世界株式とかで、まとめて買った方がおトク。投信もセット割りの時代なのかしら(笑)。
以上、三菱UFJ国際投信さん、グッジョブのお知らせでした!
コメント
オルカンとトレカンを引き合いに販売会社説得したんでしょうか。
ウェルスアドバイザーでは銀行窓口販売の復権に期待するコラムが8/15に出たのですが、もしオルカンに1800万投資しても販売会社の利益は3600円/年。窓口販売だと人件費としては残念な利益かと。
オルカンに100万の投資で窓口に来る人より、ATM手数料に毎回210円払う人のほうが太客(笑)
投稿: みの | 2023年8月19日 (土) 09時41分
>みの様
コメントありがとうございます。
>ATM手数料に毎回210円払う人のほうが太客
(笑)。
投稿: NightWalker | 2023年8月19日 (土) 10時15分