資産配分はいつ考える？

長期投資で、一番むずかしいのは続けることですが、一番悩むべきことは何かと聞かれたら、資産配分です。自分がどれだけ、リスクを取るべきなのか？

資産配分はいつ考える？

この問題、つみたてを始めた段階では、あまり悩まなくてすむ人が多いと思います。資産規模がまだ小さいですからね。考えなしに適当に始めても、特に問題はありません。となると、流れ的には、

（１）初期設定

　どこかのタイミングで意を決して資産配分を決める。

（２）リアロケーション

　何らかの契機で、資産配分を調整する。

理屈ではこういうことになりますが、私自身を振り返ってみると、（１）がなかったかも(笑)。強いて言うと、日本株式100％＋多めの生活防衛資金でスタートです。20年以上前の私には、お手本もなく、ポートフォリオを検討するなどというリテラシーはありませんでした。その後、多少なりとも智恵を付け、

• 少しずつ日本株の比率を減らす。
• 株式の比率を減らし、カウチポテトに行き着く

10年くらいかけて、徐々にリアロケーションして、着地点を見い出していった感じです。フィニッシュは、早期リタイア。

• 生活防衛資金(現金バッファ）＋運用資産　で考える。
• 運用資産は一生カウチポテト
• その時の生活防衛資金で全体のリスク量をコントロール。
• 全体として取れるリスク量の決定要因で一番大きいのは、収入(給料や年金）、２番目は精神耐性。

今はだいたいこんな整理です。早期リタイア後８年続いています。

雑談

先日、バランスファンドについてまとめてみるエントリーで、バランスファンドには「比率固定型」と「比率変動型」があるけれど「比率変動型」はオススメしないと書きました。その理由は、比率を変えること自体がダメと言う意味ではありません。人生のステージはいろいろ。比率変動は必然なんですよね。

　比率変動のタイミングを他人に委ねるべきではない。

ってことなのです。

比率は必要に応じて変えるけれども、ふらふらさせない。ここがキモなんだと思います。