中長期的な成長資産って何?
ウエルスアドバイザーさん。
はじめに
長期投資の大原則は、
自己成長する資産をホールドする。
「米国株式は20年後も世界のトップ市場か?」なんていう、全世界株式派からすると溜飲の下がるタイトルもあり、なかなかの良記事。というところで、今回のお題は、本記事最後のこの一節。
”特定の国に偏ることなく全世界株式「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」のような広く分散された投資対象を選びたい。
うんうん、いいですね! そして続く一文、
ただ、既製品の「MSCI ACWI」だと、米国への投資比率が62%を超える。米国への集中の度合いが高過ぎるのではないだろうか。ここに成長余力の大きな「インド」を個別に付加するなど、全体のバランスを考えた投資ポートフォリオを考えていきたい。”
おいおいっ。インデックス投資家的には、突っ込みたくなりますよね。
その1 MSCI ACWIだと、米国への集中の度合いが高過ぎるのか?
米国への集中が高いかのか低いのか。ふたつの視点があります。
- 何を持って高いとか低いと言えるのか。その予想は当たるのか?
- そもそも、MSCI ACWIが基準で、それに対して高いとか低いって言うんじゃないの?
高いか低いかなんてわからない。現代ポートフォリオ理論、CAPM的には、時価総額比(市場の縮小コピー)が一番合理的だっていうし、それでいいんじゃないの? というのがインデックス投資の主流と思われます。
その2 成長余力の大きな「インド」のプレゼンスが上がるのか?
これまた、ふたつの視点。
- なんで「インド」なの?ホントに上がるの?
- 成長する国の株価が上がると言うわけではない(成長のワナ)のでは?
そして、これまた、どこが勝つかなんてわからない。以下略。
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以上、中長期的な成長資産って何? それがわかったら、インデックス投資家やってない。というエントリーでした。
投資に正解はありません。せっかくの自己責任、ウエルスアドバイザーさんの記事の冒頭にあるように「好きなものを買えばよい」のはいうまでもありません。
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