eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2023.6の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2023.6の月次報告です。
2023/6 ベンチマークとの乖離率
2023/6 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
過去1ヶ月 | 7.6% | 7.6% |
過去3ヶ月 | 15.2% | 15.3% |
過去6ヶ月 | 22.8% | 22.8% |
過去1年 | 21.2% | 21.0% |
過去3年 | 84.0% | 84.0% |
設定来 | 96.8% | 96.5% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラス0.2%でした。
2023/6 純資産総額
今月は、12511.01億円。直近の7/11現在、12500.14億円。
右端、緑の棒グラフは、7/11付け
2023/6 資金流出入金額
今月の資金流入は、616億円。7月の途中経過は、〜7/11までで(右端、緑の棒グラフ)296億円。
本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第3営業日の7/5に186.18億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
今月は、資金流入、快調でした。ボーナス月だったからかしら。
こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、5,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。
すでに、逓減テーブルの上限、1兆円を超えています。
全世界株式クラスはにわかにコスト激戦区。ライバル、トレカンは販売会社の取り分を減らしています。この分が素直に効くかどうかが注目です。オルカンも、うかうかしていられませんよ〜。
1兆円という規模は、コスト体力面での大きな武器です。ですが、三菱UFJ国際投信さんは、コストリーダーとしての仕事をしてるとはいいがたい。これから毎月書こうと思いますが、↓
いい加減、他社追従型コスト低減から脱皮すべき。
自らの意思で、ファンドのホルダーへ還元していく流れを作るのが三菱UFJ国際投信さんの使命です。
今月の組入上位10カ国・地域は以下の通り。
オールカントリーは究極の株式分散形態。
- 市場が効率的であるならば、時価総額分散が最も合理的というCAPMの帰結
- 銘柄分散だけでなく、通貨分散もされる。
後者の視点も重要です。
オールカントリーは、常に次善の策、平均点。だから長期になると強い戦略なのであります。このことが10年後20年後(私生きてるかしら)に実証されているか否か。
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配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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