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2023年7月17日 (月)

GPIFの2022年度の運用状況

GPIFの2022年度の運用状況が出ています。

GPIFの2022年度の運用状況

202307171

ついに200兆円。まだまだ増えてます。2019年の財政検証では、最悪ケースで2045年、最高のケースで2079年にピークとの予想。(業務概況書のp11)

運用成績も見てみます。

202307172

2022年度は、債券がマイナス、株式がプラス。明暗が分かれました。

外国債券と個人向け国債を比較してもあまり意味はない。

金利がほとんどない個人向け国債なんて意味がない、金利のある外国債券を買うべきっていう意見を耳にすることがあります。これ、大きな勘違いが含まれています。それは、

  • 外国債券は、リスク資産
  • 個人向け国債は、無リスク資産。

にそれぞれカテゴライズされるということ。両者は性格の違う資産クラスであり、比較にはあまり意味がありません。

外国債券の問題は、為替の影響を受けやすいこと。リスクに占める為替リスクが大きいのです。為替リスクにはプレミアムが存在しない、と私は考えています。

今回の外国債券のリターンは、-0.12%でしたが、円安だったからその程度でした。日銀のサイトのデータでは、為替は、2022/3末 1ドル127.76円 → 2023/3末 133.13円 +4.20%。もし為替レートに変化がなければ、この分、下振れしていました。

もしも、GPIFが個人向け国債を特例で買うことができたとしたなら、たぶん組み込むんだろうなあ、などと妄想する今日この頃であります。

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コメント

GPIFが「個人向け国債買う」そんな馬鹿な事はしないと思う。個人向け国債は10年国債基準金利に0.66%を掛ける、ボッタクリ商品です。国民の年金資金の無駄遣いは許されない。

為替リスクは、米ドル継続投資するドルコスト平均法と、インカムゲインを元本に組み込む複利効果で、長期の時間が、損益分岐レートを押し下げる効果がある。何事も先を読み臨機応変に行動する事で、リスクを抑える事は出来る。

「個人向け国債」は 無リスク資産とは思えない。今の日本の状況では。

投稿: オークX32 | 2023年7月17日 (月) 10時32分

>オークX32 様
コメントありがとうございます。
「個人向け国債」は、安全資産です。
たしかに、おっしゃるように、個人向け国債は、金利がある程度上昇したら、魅力は小さくなります。「今の日本の状況では」が現実になる過程で、まずは金利が上がるはずです。その時こそ、日本債券クラスを組み入れるときと私は考えています。

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 10時42分

個人向け国債が紙くずになるような時が来れば、どんな資産クラスであっても無傷では済まないでしょうねぇ。

投稿: ひさご | 2023年7月17日 (月) 11時12分

>ひさご様
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりです。最悪、戦争して負けた時と同じくらい悲惨な状態ですからねー。その時、個人の資産はどうなるのかです。

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 11時23分

債券の基本的な知識として、金利の上昇→価格の下落を念頭におくと

日本国の国債発行累計額1029兆
日銀の国債保有額581兆7206億

金利が上昇すると、政府は1029兆の「国債利払い」を増やさなければならない。日銀は581兆の保有国債価格が下落するので、債務超過に陥いる。

日本債券の抱えるリスクとは、「自ら利上げできない。」「外的要因で利上げせざるを得ない時、対応出来ない。」現段階で日本国債金利が「1%以上」上がったら、1)国家予算が組めない。2)中央銀行不信任で円価値下落で、更なる「円安」になる。と想像してます。

投稿: オークX32 | 2023年7月17日 (月) 12時18分

>オークX32様
なるほど。インフレに国民が悲鳴を上げて金利を上げると利払いできないから、金利は上げられない。ゆえに円安。というシナリオですね。短期的には、米国が金利を下げる局面で為替はどうなるか、来年の春闘で賃上げが成立したとき、日銀は、YCCを止めることができるか。この辺に興味があります。

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 14時42分

個人向け変動国債は元本保証の安全資産ですね。
日銀利上げしたときに通常の国債は途中売却すると
元本割れのリスクがありますけど。
日本の国債1029兆の件、日銀が利上げしても既発債の
金利は変わらないこと、日銀保有分は利払いしても
政府に全額還付される仕組みのはず。
償還までの長期保有が前提の業界(生保など)は資産を
時価評価しないのが会計基準なのでは?

投稿: みの | 2023年7月17日 (月) 16時52分

>みの様
コメントありがとうございます。
>日銀保有分は利払いしても政府に全額還付される仕組み
当期剰余金は、準備金や出資者への配当に充当されるものを除き、国民の財産として、国庫に納付されます(日本銀行法第53条)
https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/outline/a25.htm
このことでしょうか?

>時価評価しないのが会計基準
https://www.dai-ichi-life.co.jp/support/glossary/term0104.html
これのことでしょうか?

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 19時19分

みなさまへ
いろいろな取り決めはさておき、国債の話は、日銀が買い過ぎました、こけました、というほどちゃちなシステムではなく、こけるにしても、もう少しあっと驚くような方向じゃないかと想像しています。

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 19時25分

現状日本の国家債務をリスクと捉えれば、オンショア市場に属する資産は全て(外貨も含め)リスク資産でしょうし、かといって「非居住者」の選択も今の私にはありません。

国家債務にもDESやDDSが組成できないか(勿論、租税インセンティブ付きで)、国民が国家の株主なら選挙も不要等々、色々妄想してしまいます。

投稿: ten | 2023年7月17日 (月) 20時07分

NightWalker様、追加説明ありがとうございます。
日銀は原価償却法なので含み損の計上はないでしょう。
世界最悪クラスのGDP比200%超えと言いますが、
日銀引受分を除くと利払いがあるのは実質半分のGDP比100%
くらいで他国と大差ない。
自国通貨建て債券で破綻はしないと聞いてます。

投稿: みの | 2023年7月17日 (月) 21時26分

 みなさまコメントありがとうございます
>ten様
国民が国家の株主になる。文字通りの国民主権。面白いですね。
>オンショア市場に属する資産は全て(外貨も含め)リスク資産
「外貨も含め」ってとこが大事ですよね。

>みの様
>日銀引受分を除くと利払いがあるのは実質半分のGDP比100%
くらい 自国通貨建て債券で破綻はしない
これは大事な視点ですよね。
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いずれにしても、まずはYCCを止めて金利を上げる、そのための痛みに耐える、これは近い将来必要になってくると思います。ただ、どういう痛みかはよくわからない。円高になるか円安になるかだってわからない。庶民ができることは、結局、適切なリスク資産比率に行き着くと思ってます。

投稿: NightWalker | 2023年7月17日 (月) 23時22分

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