若い頃の○○○万円は値千金だとわかる試算 (3) DIE WITH ZERO編
前回までのまとめ。
- 30歳の587万円、ゼロ歳154万円、ゼロ歳から18歳までの月々1万円は、値千金。50歳からの全力シンNISA投資に匹敵するパワーをより少ない金額で得ることができる。
- 若いときの小さな種まきは、やがて大きく結実する。
でした。今回は、それに関連して、ちょっと思ったことです。
はじめに
今、人生の終盤フェーズを迎え、リスク資産取り崩しの入り口に立つに至って、ひしひしと考えるのが、遺産をどれだけ残すか? DIE WITH ZERO問題。
DIE WITH ZEROってことは、遺産もゼロ。この件に関する本書の教えは「与えるものはとっとと与え、残りは自分のために使え」ってことだと思います。
DIE WITH ZEROと遺産
で、前回までの試算ではっと気が付いたのは、この問題の解のひとつの考え方を指し示しているのかな?ということです。
- 0歳〜18歳までに子供名義のリスク資産を作り(例えば月々1万円)、それを遺産とする。
- その時点では数百万だが子供がリタイアする50年後には数千万円になっている。
- 子供からみても、親が死んでからもらうよりうれしい。
- 初期の投資にこそ税金が掛かるものの相続税も贈与税もかからない。
で、親としても、遺産のことは一切考えず、それ以外の資産形成分は、生きていく中でぱーっと使うと。最後に必要となるのは、子供に迷惑のかからないような介護を受ける費用ですかね。この考え方は、孫でも一緒かな。
もはや、私自身はここには戻れません。DIE WITH ZERO やっぱ無理w。ほどほどにお金を使おうと考える今日この頃でした。
以上、久々のシリーズもの。若いときの小さな種まきは、やがて大きく結実するというお話でした。
最近、ブログの文章が長くなってるな、と思い、分割してみたのですが、また長くなっちゃった(笑)。
若い頃の○○○万円は値千金だとわかる試算 (了)
コメント
時間の力で資産形成ならぬ遺産形成ですか。
この場合、20代、30代の若い頃に月々1万円の積み立てができなくても、年間110万円の贈与税キャッチアップ枠を使えば、50歳からでも間に合う…のかな?
投稿: 佐藤C作 | 2023年6月 4日 (日) 02時36分
>佐藤C作 様
コメントありがとうございます。
複利の威力は時間があればあるほど大きい。50年を超えると絶大。しかし、自分の人生だけでは足りないんですよね。
投稿: NightWalker | 2023年6月 4日 (日) 10時06分
お年玉と子育て給付金を原資として子供名義の積み立てを継続しています。
遺産の代わりとは言いませんが、進学などで有意義に使ってくれることを夢見ています。
投稿: こまつ | 2023年6月 5日 (月) 08時59分
>こまつ様
コメントありがとうございます。
すばらしいです! 拙記事は「選択肢の一つとして、じぶん年金の原資にする案もありますよ」くらいに受け止めていただければ幸いです。
投稿: NightWalker | 2023年6月 5日 (月) 09時47分