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2023年6月26日 (月)

データの前で立ち止まる人。

トウシル、山崎元さん。

はじめに

記事の内容は,Q&Aとその説明。

【質問】オールカントリーよりS&P500が優れているという検証、どう考えますか?
【回答】データの前で立ち止まるのは「愚図な人間」

「過去のデータは、未来を占うには不十分」にもかかわらず、「過去のデータがこうだったから」という論理で騙されるのはあまりにも愚か」ということでしょうかね。

「愚図な人間」という表現は、「愚かな人間」くらいにしとけばいいのに。同じか(笑)。

雑談。

個人的には、私もそう思います。

とは言えやはり、凡人は、過去のデータが気になってしまうとは思うんですよね。私が、毎月、米国株のパフォーマンスチェックをしてみたりしているのは、わずか数十年の過去を見ても未来はわからないよ、ということが垣間見えるかなと。(実際、最近垣間見えたりしてる)。

では、一方で、長期投資をするべきなのか?を判断するに当たっての核心的な疑問

  • 長期の期待リターンは、どの程度なのか?
  • 元本割れリスクは、何年ぐらいでなくなるのか?
  • 年次リターンは最悪どの程度のマイナスを見込んでおけばいいか?

このへんに当たりを付けるには、やはり過去のデータを見ないとピンときません。たとえば、期待リターン。「PERの平均値の逆数」という論理があったりしますが、この平均値(16倍とよく言われる)にしたところで、過去のデータに過ぎません。

データと論理は別のモノではなく、ものごとの表と裏。

結局、データを活用する上で信憑性の高い論理と、ともすれば詭弁となる論理。このふたつを区別しないといけないんでしょうね。あーむずかしい。私としては、データや統計の毒を知りつつも、適度に活用するのが凡人の心の安らぎ、くらいには考えたいと思う今日この頃です。

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