eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2023.4の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2023.4の月次報告です。
2023/4 ベンチマークとの乖離率
2023/4 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
過去1ヶ月 | 2.3% | 2.3% |
過去3ヶ月 | 4.7% | 4.4% |
過去6ヶ月 | 0.9% | 0.8% |
過去1年 | 5.5% | 5.5% |
過去3年 | 74.4% | 74.1% |
設定来 | 74.7% | 74.2% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラスマイナスゼロ%でした。
2023/4 純資産総額
今月は、10158.59億円。直近の5/15現在、10562.76億円。
右端、緑の棒グラフは、5/15付け
2023/4 資金流出入金額
今月の資金流入は、328億円。5月の途中経過は、〜5/15までで(右端、緑の棒グラフ)278億円。
本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第4営業日の5/9に157.83億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
ついに1兆円突破! 直近では全投資信託における純資産総額が第3位になりました。
こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、1,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。
そして、ライバル「たわらノーロード」に応戦する形ではありますが、更にコスト低減されます。
逓減テーブルの境目が5000億円、1兆円になりましたが、いきなり上限を超えました。
全世界株式クラスはにわかにコスト激戦区。噂のトレカン、ライセンスフィーをその他コストに押し出して批判を浴びてますが、販売会社の取り分を減らしたことは大きい。もしも、その他コストを合わせた運用会社の実質的なコストがオルカンと同等だと、オルカンはパフォーマンスで負けるのです。SBI証券の投信マイレージでチャラとする見方もありますが、そこは基準価額には見えませんからね。
1兆円という規模は、コスト体力面での大きな武器です。おごることなく、ていねいに運用を進め、ファンドのホルダーへ還元していく流れを作るのが三菱UFJ国際投信さんの使命と思う次第です。でないと、ユーザは雪崩を打っちゃうかもしれません。たかが資産形成。インデックス投資家って現金ですからね。
今月の組入上位10カ国・地域は以下の通り。
オールカントリーは究極の株式分散形態。
- 市場が効率的であるならば、時価総額分散が最も合理的というCAPMの帰結
- 銘柄分散だけでなく、通貨分散もされる。
後者の視点も重要です。
オールカントリーは、常に次善の策、平均点。だから長期になると強い戦略なのであります。このことが10年後20年後(私生きてるかしら)に実証されているか否か。それを楽しみにウォッチを続けたいと思っております。
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配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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