『eMAXIS Slim（イーマクシス スリム）』シリーズの基本理念について

三菱UFJ国際投信さんから、

• 『eMAXIS Slim（イーマクシス　スリム）』シリーズの基本理念について

という資料がちょっと前、４／１３に公開されています。

『eMAXIS Slim（イーマクシス　スリム）』シリーズの基本理念について

例のTracers対応でしょう。三菱UFJ国際投信さんとしては、

（１）総経費率(トータル）の開示

（２）トータルリターンの向上（有価証券の貸し付けによる収益獲得等含む）

を重視していくとのこと。

このテキスト、「言い訳か」と思うような長々とした文面。いつもの私なら、一瞬にして妖怪アンテナスイッチオン。拒絶反応が出てしまうところです。シンNISAを控えて、それだけ同社の危機感が表れているということかしら。運用コストというSlimシリーズの存在理由（レゾンデートル）、根幹に関わる話ですからね。

雑談

たしかに上記は正しいのです。基準がバラバラじゃ比べようがありません。

ただ、この問題、業界全体が一丸となって取り組まないと意味がない。だって、三菱UFJ国際投信さんだけそれやっても、

　普通の人は比べられないじゃん

たしかに、私が毎月チェックしているように同一指数に連動するファンド同士でパフォーマンスを比較すれば、その辺はなんとなく見えてきます。

・・・・けど、マニアックすぎますよね。(マニアックな私は比較を楽しみにはしてはおりますけど(笑)）

三菱UFJ国際投信さんには、会社として理念を掲げるのであれば、業界においてもリーダーシップを取っていただきたいと考えています。業界自体が、自主規制として取り組まない場合は、またしても金融庁さんの仕切りになっちゃうわけですし、仕切ってくれるかどうかもわからない。シンNISAのつみたて投資枠対象ファンドの条件にしてもいいとは思うんですけどね。

なお、三菱UFJ国際投信さんでは、この説明で5/31にブロガーミーティングを開催するそうです。興味のあるブロガーさんはぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。