毎月、毎日、パフォーマンス的に大差なしなら、どっちを選ぶ?
日経、田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第61回のテーマは、こちら。
はじめに
記事は、
- 積立投資を毎⽇、毎⽉、年1回で比較
- 毎月と年1回は積立て日の影響を見るため、それぞれ、月初月末、年初年末で
以上の条件で、日本株、米国株、新興国株で見比べてみた、と言う内容です。
- 毎日、毎月では、大差なし。
- つみたて日によるバラツキは、毎月はほとんどなかったが、年1回はそれなりにあった。
と言う結果です。
NISAの場合は、現行であれば一般NISAでないと年1回はできません。新NISAであれば、成長投資枠を使えば、年240万円まで可能になります。
毎月、毎日、パフォーマンス的に大差なしなら、どっちを選ぶ?
基本にあるのは、
- 収入があったらリスク許容度分、とっとと投資する
- お金を現金で寝かしておいても長期投資的には不利
と言う考え方。
収入を現金のまま寝かせておくことによるデメリットはExcelのfv関数で支払期日の”期首”、”期末”指定で見比べてみるとわかります。
以下は月5万円(毎日は営業日20日/月として毎日2500円、年1回は60万円に按分)、10年間、利率5%で運用した場合の計算結果です。毎日つみたては、期首でも期末でもほとんど変わらない(10年で1000円くらいの違い)ので、期末で計算してあります。
投資頻度 | 投資時期 | 10年後の運用金額 |
---|---|---|
年1回 | 年初(期首) | 792.4万円 |
毎月 | 月初(期首) | 779.6万円 |
毎日 | (期末で計算) | 778.4万円 |
毎月 | 月末(期末) | 776.4万円 |
年1回 | 年末(期末) | 754.7万円 |
期首(年初、月初)に投資した方が増えますが、サラリーマンの投資は給料をもらってから。現実は期末投資型になります。こうしてみると、年1回(年末)はイマイチ。選ぶなら毎月か毎日なのかな。ただし両者にそれほど大きな差異はなさそうです。
実際は、こんなうまい具合に5%で運用はできませんが、田村さんの試算でも同じ傾向があって、どの資産クラスを選ぶにせよ毎月と毎日投資に大差なしのようです。
個人的には、毎月+ボーナス月加算でいいんじゃないかと思います。
毎日つみたての場合、あたりまえですが明細書がとっても長くなるんですよねー。電子データとは言え、うざい(笑)。ブロガー的探究心から、毎日100円つみたてをやってみてわかりました。
ただ、もしも、毎日つみたての方が精神的安らぎを得られるという方であれば、パフォーマンス的に大差ないんだから毎日つみたての方がいいですよね。つみたて投資、最大の効果は、無料の精神安定剤と考える私です。
コメント
>毎日つみたての場合、あたりまえですが明細書がとっても長くなるんですよねー
そこ、まったく考えてませんでしたww
投稿: たむりん | 2023年5月19日 (金) 09時22分
>たむりん様
コメントありがとうございます。
考えたというか、実感です(笑)。
投稿: NightWalker | 2023年5月19日 (金) 19時44分