祝・日経平均3万円台回復! そんな今、チェックしておきたい2つのこと
日経平均が3万円台回復しましたね。てなわけで、今回のお題は、そんな今、チェックしておきたい2つのこと。
その1 分散の効果をかみしめてみる。
こういう相場をどうとらえるかは、ふたつあります。
(1)短期的に見て何か日本にとっていいことがあった。
(2)単に「平均回帰」が起きたに過ぎない。
前者については、「バフェットさんが日本を買っている」から始まって、「ついに日本も脱コロナで急速な経済回復期待」「GDP=国内総生産の伸び率が思ったより高い」「東証の資本効率の低い(例えば低PBR)企業に対する改善要請」などなど。こういった分析が、しかるべきメディアからいっぱい発信、つまり「いいからググれ」状態です。
一方、後者は、「長いときの果てには平均的なリターンに収束(平均回帰)するであろーう」というご託宣の一端が、今すこしだけ顕現したという解釈。「日経平均3万円」でググっても出てきそうもない(笑)。
短期を標榜した(標榜せざるを得ない)評論家的には「出遅れていた日本株がようやく回復した」みたいな表現が「平均回帰」に近いかな? 回復する時間のレンジは、数十年を想定したりする長期投資とは大きく違いますけど(^^;)。
いずれにしても「米国株の時代は終わった、これからは日本株のターンだ」みたいな解釈はしないわけです。あくまで「分散」。ターンは巡り来るのです。インデックスファンドによる長期投資は結局のところ「平均回帰を信じるか信じないか」「待てるだけの時間があるか」に帰着します。
私はもちろん(2)。
(1)(2)、両刀使いって方もいらっしゃるかも。私も、友人との話のネタでは(1)のスタンスですw
その2 調子に乗らない 〜リスク許容度をチェック。
この程度で有頂天になる人は、日本株に思いっきり強気だった人くらいかもしれません。しかし、そうでなかったとしても、個人のリスク許容度は以下の要因で変化します。
- 年齢(一般論としてどんどんリスクが取りづらくなる)
- 収支の状況(子供の学費が必要になった等々。早期リタイアしちゃった(しそう)、なんてのもそう)
- ココロの強度
知らない間に自分が変化しているかもしれません。なんというか、10年前に作ったパスポートの写真を見てびっくりするみたいなw こういう時こそ、日頃ほったらかしの投資家が自身のポートフォリオをチェックするチャンスなのかもしれません。
以上、日経平均3万円台回復 今、チェックしておきたい2つのことでした。
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