各資産クラスのパフォーマンス 2023/4
今月の各資産クラスのパフォーマンスの定点観測です。
チェック方法
- Slimシリーズの基準価額で当月末の年次リターンと月次リターンを計算。
2023/4末 年次リターン
ご参考 先月の年次リターン↓
2023/4末 月次リターン
ご参考:先月の月次リターン↓
雑談
先月と同じく、年次リターンは、あのTOPIXがトップに。人気の米国株は、ちょっと弱い。年次で沈んでしまったのが、先進国リート。
こういう時、長期投資家と、普通の株式投資家は見方が微妙に違います。
普通の投資家は、直近で起きている経済的なことを分析します。「コロナ終結で日本経済のリバウンドが見えてきた」とか「経済安全保障絡みで中国終了。日本の製造業に復権の兆しが見えてきた」「バフェットさんが日本を買っている」とかなんとか。あ、あと「シンNISA効果」とか(笑)。
一方の長期投資家は、単純です。どうやた平均回帰が起きているようだ。
私は、もちろん、後者。付け加えるなら「ここで来るかー」程度。
昨日ダメだった資産クラスが今日もダメとは限らない、今日、調子の良い資産クラスが明日も調子良いとは限らない。長期で観ると、どの株式クラスもリスクは同程度。リスクプレミアムの原則に従えば同じような期待リターンを持っています。いずれ、それぞれの資産クラスは、その本来の期待リターンめがけて収束していくのです(と信じている)。
分散なくしてシロート投資家なし。
毎月書きますが、我らがオールカントリーは、年次、月次ともに、真ん中ら辺。イチバンになることはない代わりにビリになることもない。こういう資産クラスの並びだと、必ずそうなります。マキアヴェッリ、500年前の言葉を今月も噛みしめたい。
"中ぐらいの勝利で満足するものは常に勝者であり続けるだろう。反対に、圧勝することしか考えない者は、しばしば、陥し穴にはまってしまうことになる。-『フィレンツェ史』-"
何度でも肝に銘じたい名言。インデックスファンドが発明される前、資本主義が形を成すずっと前から続く、真理なのであります。
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以上、今月のパフォーマンス定点観測でした。
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