Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)のページができました! 略称は「トレカン」
はじめに
さて、このページで、一番面白いのが、この図です↓
運用会社=販売会社=信託銀行。三方0.0175%損(税抜)、というスキームでした。損じゃなくて得か。
販売会社のコストも容赦なく小さい。ここは大きな強みになるでしょう。付いてこられる販売会社だけでいいよっと。でもって、現時点でのそれは、
SBI証券 1社
となってます。SBI証券さんは、ある意味ブローカーの面目躍如というところ。
SBI証券における同ファンドの投信保有ポイントは、
以下の投資信託のポイント付与率は、月間平均保有金額に対し一律0.0175%になります。
・日興-Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
(全1本)
販売会社分まるまる返上の恰好です。
トレカンvsオルカンの行方
もしも、トレカンとオルカンの「ライセンスフィー含む運用会社の信託報酬相当分※」が同じであれば、販売会社+委託会社の取り分を小さくした分、トレカンが有利になります。委託会社分は、ほぼ同じ(オルカンは0.02%)なので、効いてくるのは販売会社の取り分ですね。
※運用会社の信託報酬相当分↓
- トレカン 0.0175%+ライセンスフィーなどその他費用に回したコスト
- オルカン 素直に信託報酬率の運用者の取り分、0.042%
ただし、SBI証券の場合、販売会社の取り分は、オルカンでもトレカンでも投信保有ポイントで返ってきて、実質ゼロ(ホントは自分で再投資しないとダメだけど)。結果、運用会社分の対決になります。でも、他の証券会社がブローカーの意地を見せてトレカンの扱いを始めれば、販売会社分の差が看過できない事態に…?
MSCIに支払う指数のライセンスフィーをスペック上の信託報酬率の外に出していることが批判され、風当たりの強くなっている新生トレカンですが、ここは、運用成績で勝負してもらいたい。ごちゃごちゃ推論してもわかりません。結果で語ってよね、と。場合によっては、eMAXIS Slim陣営も、うかうかできなくなるかも。
あーー、比較が楽しみ!(マニアだなあ笑)
紹介したページには、動画もあります。文字が嫌いな方にはオススメです。
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