インデックス投資家に株式市場での注文の知識は必要か?
トウシル、窪田 真之さん。
「指値」「成行」注文の賢い使い方
記事では、基本的なことが整理されています。
買い注文の入れ方:五つの戦略
(1)下値に買い指値を入れる
(2)先頭に買い指値を入れる
(3)売り指値のあるところに買い指値する
(4)上値に買い指値を入れる
(5)成行(なりゆき)で買い注文を入れる
売り注文の入れ方は、買い注文の逆ですね。
(1) 上値に売り指値を入れる
(2) 先頭に売り指値を入れる
(3) 買い指値のあるところに売り指値する
(4) 下値に売り指値を入れる
(5) 成行(なりゆき)で売り注文を入れる
株式ないしはETFを売買したことのある人であれば、あたりまえの知識かもしれません。それぞれの(5)は避けたいところですが、私も何度も使ってます。板の方向なんて読めず、めんどくさくなるんですよね(笑)。
さて本日のお題は、そもそもインデックス投資家にこんな知識っているの?・・・です。
インデックス投資家にも株式市場での注文の知識は必要か?
私の意見は、「なくても済ませられるが欲しい」。理由は2つ。
(1)実際の取引で、株式市場の仕組みをその怖さも含めて最初の頃に身体で覚えておくべき。
(2)ETFを買うようになったら必然的に必要。
というもの。
たまに「初心者はインデックス投資から始めて、慣れてきたら個別株投資やアクティブファンドの世界に行くべし」という言説を見ることがあります。実は私、これに違和感ありありなんですよね。
違和感その1は、個別株投資って別に初心者がやっても良いと思ってるから。
私自身は、まず個別株から入って(20年前です)、投資信託に流れ、いろんなインデックスファンドに流れ、オールカントリーにいたる。と言う人です。個別株をやろうとすると、まあ、勉強しますよね。四季報読みまくったり。ロウソクチャートの読み方覚えたり。これはこれで役に立ちました。また、一部の人を除けば、初心者であろうとリスクを意識しながら実戦に臨みます。インデックス投資だからと言って安心というわけでもないし、その種のリスク感は、初心者でも必要なのです。
違和感その2は、投資に慣れてくるとインデックス投資って合理的だよねと分かってしまうという矛盾。少し経験値を上げると、けっこう多くの人が「オールカントリーってファイナルアンサーだよね」と語れるようになってしまうのであります。最初にインデックス投資で始めたら、そのままインデックス投資で終わってしまうのではないでしょうか。もちろん全員がそうだというわけではありませんけど。
以上、インデックス投資家にも株式市場での注文の知識は必要か?というお題で、バカバカしいことをあれこれ考えてみたエントリーでした。
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