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2023年3月19日 (日)

全世界株式型インデックスファンドの比較 2023/2

今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

比較対象

<MSCI ACWI 連動> 

<FTSE Global All Cap 連動>

この比較シリーズでは、コストやベンチマークかい離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2023/2の比較 MSCI ACWI連動

2023/02 SS全世界 オールカントリー たわら全世界 Smart-i
1ヶ月 2.56% ★2.61% 2.60% 2.61%
3ヶ月 0.55% 0.67% ★0.68% 0.58%
6ヶ月 1.13% ★1.31% 1.31% 1.22%
1年 8.27% ★8.62% 8.58% -
3年 57.35% 58.72% 58.13% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.5280% 0.1144% 0.1320% 0.1144%
純資産総額(百万円) 11,017 911,582 4,595 421
参考:前月純資産総額(百万円) 10,617 852,701 4,262 332
純資産総額前月差分 400 58,881 333 89

★は同一指数内で一番成績の良いもの

2023/2の比較 FTSE Global All Cap連動

2023/02 楽天VT+ SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 2.74% ★2.86% 2.76%
3ヶ月 0.78% ★0.90% 0.76%
6ヶ月 1.66% ★1.90% 1.68%
1年 7.81% ★8.36% 8.00%
3年 58.65% 58.75% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.199%程度  0.1102%程度 0.1438%程度
純資産総額(百万円) 252,596 92,944 19,793
参考:前月純資産総額(百万円) 239,530 86,865 18,711
純資産総額前月差分 13,066 6,079 1,082

★は同一指数内で一番成績の良いもの

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
  • SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

今月の雑談

MSCI ACWI勢。

オールカントリーは純資産総額9000を突破。1兆円ファンドが見えてきました。パフォーマンスも良好。パフォーマンス面では、たわら全世界もがんばってます。運用では、オールカントリーに負けてません。

一方、FTSE Global All Cap勢。

今月も「SBI雪だるま」が快調です。そして、今月も、楽天VT+の年次リターンが不調。楽天VT+は人気がありますが、この傾向が続くようだと、SBI系に流れていくかもしれません。

個人的な注目ファンド、SBI VT。純資産総額が少しずつ積み上がってます。今月は、年次リターンでも楽天VT+に勝ってます。

FTSE連動ファンドは、ETFの買付タイミング(為替の影響含む)等によって、短期間だとバラツキがあると推定されます。過去ベースのデータで判断するには、3年、5年とファンドの実績がもう少し積み上がらないと、比較に説得力がいまいちないです(^^;)。これは時が経つのを待つばかり。

本カテゴリーの純資産総額1兆円を超えるようになりました。NISAも拡充されて投資家の裾野が広がります。全世界株式がより注目されるのではないでしょうか。

時価総額の全世界株式で十分だという割り切り(どう分散したところで大差なし、どう分散したところで必ず勝てる資産配分は存在しない、という割り切り)があれば、これ一本で終了。リスク資産間のリバランスが不要となり、スイッチングができないNISAの弱点を回避できるという利点もあります。

長期投資は続けてナンボ。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。

<ご参考>

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