MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 2023. 2月報
東証のETF 2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の2023.2の月報チェックです。
2023/2 基準価額及び純資産額の推移
月末純資産総額、219.97億円(先月は、218.29億円)。
2023/2 基準価額と市場価格の乖離率
設定来の月別推移(単純平均)
※2020-2021年は年平均、その他は月平均
2月の乖離率平均は、-0.19%。3月は3営業日分のご参考です。
2023/2の日別推移
↑三菱UFJ国際投信さんの、基準価額、指数データ、東証の市場データを元にNightWalker作成
雑談
この数ヶ月、マーケットメイカーさん、職務放棄したんじゃないですかっ? そう思いたくもなる惨状でしたが、今月は、-0.19%。2月は、下方乖離した日が多いのも、今までになかったパターン。
- マーケット参加者が安く値付けする傾向があった。
- マーケットメイカーががんばった。
どちらなのかはわかりませんが、なかなか良好な結果になりました。
ただ、インデックス投資家としての私は、
- 適正価格での購入に不安を覚えるETFは買わない。
ってことになっちゃうかなあ。非常に残念。普通のオールカントリーを購入。分配金相当が欲しければ自分で取り崩す。というのが正解ですね。この場合、楽天証券の定率自動解約を使うという手もあります。
- 配当込み指数に連動するファンドを1%取り崩す
- 1%分配するETF
両者は、以下の要因を除けば等価です。(トータルリターンは一緒ということ)
- 税金要因:上記1%に対し、前者は譲渡益課税、後者は配当課税がかかる。配当課税は総合課税も選べるので、どっちがおとくかは一概に言えない。
- 市場要因:市場価格と基準価額との乖離
個人的には、来年から始まるシンNISAでは、2559を売って、Slimオールカントリーに集約することにしました。こんなことをちまちま気にしても仕方がないですからね。ですが、知的好奇心の一環で、今後も本シリーズは継続します。
以上、今月の2559定点観測でした。
コメント
税金要因についても、投資信託の方が有利なんじゃないですかね?分配金は全額課税対象ですが、投信の取崩しは譲渡益(売却額−元本)に対して課税されるので、税金も少なくなるかと。
投稿: 佐藤C作 | 2023年3月 4日 (土) 17時52分
>佐藤C作様
コメントありがとうございます。
どちらが有利になるケースが多そうかと言われると、投資信託。
ただ、譲渡益課税は、総合課税ができませんから、所得に関係なく税率は20%※ですが、配当課税は総合課税にすると所得が低い場合、最低税率5%※になる場合もあるので、必ず有利とは言えないのでは? ※復興特別所得税は計算簡略化のため除く
元本が倍になった資産を100万円取り崩す場合
税金=50万円×20%=10万円
100万円分配の場合
税金=100万円×5%=5万円
投稿: NightWalker | 2023年3月 5日 (日) 10時26分
なるほど、条件さえ揃えば分配金に軍配があがるケースもあるのかもしれませんね。
住民税の申告不要制度は廃止されるようなので、総合課税でも5%にはならなそうですが、リタイア後の資産活用期であれば所得は低いのかも?
投稿: 佐藤C作 | 2023年3月 5日 (日) 16時43分
> 佐藤C作 様
たぶん ほとんどのケースは取り崩しが有利になりそうですけど、一概に決め打ち的表現がしづらく、以前からためらっていました(笑)。
投稿: NightWalker | 2023年3月 5日 (日) 17時33分
瑣末なことなんですか 一部投資系youtuber界隈ではああたらこうたら盛り上がってる話題ですね 配当金に係る税金の計算がややこしそうですね
今度のnisaでどうしましょうか ETF? 投資信託かな! 面白いです
投稿: k | 2023年3月 6日 (月) 16時58分
> k 様
コメントありがとうございます。
>今度のnisaでどうしましょうか
バイ・アンド・ホールドなら、投資信託でしょうね。
ETFは、個別株感覚で使いたい人向きでしょうか。好きな人はほっといても使うと思います(笑)。
投稿: NightWalker | 2023年3月 6日 (月) 19時12分