日本で投資が進まない理由とは?
東証マネ部、監修/大和総研金融調査部研究員 藤原翼さん。
はじめに
なぜ欧米では投資が進んでいるのだろうか。と言う記事です。
- 日本は、未だ現預金比率が大きい。日:米:欧=54.3%:17.3%:34.5%
- 米国は、ここ30年で増えた。超富裕層が多い+確定拠出年金
- 英国は、公的年金がスリム化し、私的年金が増えた。
で、日本がいまいちな理由は、
(1)非課税制度が浸透しきっていない
(2)住宅が(売買可能な)資産ではなく消費財。現金を確保しがち
この2点を指摘しています。
なるほど明解な記事です。
雑談
当ブログとしてのメインテーマは、やはり(1)。なぜ、非課税制度が知られていないのか?
ひとつは、非課税制度以前に「投資する意義がわからない」という理由。
「世の中は残酷なまでに資本主義でできている」「資本主義社会は、投資しないと長期的に損をするようにできている」ってことが周知されていない。学校教育では、こういう身もふたもない現実を教えることはむずかしそうです。これをいうと、怒り出す人がいますからね。疲れる。
もうひとつは「非課税制度が複雑でわかりにくい」という理由。
2024年から始まる新しいNISAはかなりわかりやすくなったと思います。
問題は、やはり、確定拠出年金制度。
特に立場によって「使い方が違う」っていうのが、根本的に間違ってます。
- 自分がどれに対応するのかが、まず、よくわからない。大半はここで挫折。
- どうやって入るかも人によって違うし、会社に確認しないといけないのでめんどくさい。
- 転職する度にやり方が変わる、と言うのもわずらわしい。
めんどくさいことは、余程の利益がない限り、拡がらないのであります。
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(2)は、たしかにあって、住宅を売買するという発想はない。我が家もそうなんですけど、家族構成に合わせてヘンテコな間取りになってて、すごく売りにくい設計になっっちゃってるんですよね(笑)。ホント失敗したと未だに思ってますが、取り返しは付きません。30年近く前の私を叱ってやりたいです。
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