新しいNISA制度の説明の順番って大事だよね、という話。
東証マネ部、東海東京証券さんによる記事です。
NISAの5つの改正ポイントと2つの活用パターン
タイトルが「NISAの5つの改正ポイント」なんですけど、中身の文章にも図表にも「通し番号」がなく、解読して説明順に並べてみました。
(1)一般NISA(成長投資枠)の年間投資枠が120万円から240万円に拡大
(2)つみたてNISA(つみたて投資枠)の年間投資枠が40万円から120万円に拡大
(3)つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、生涯投資枠は1800万円に。
・つみたて投資枠だけでも1800万円まで使える
・成長投資枠だけでは1200万円までしか使えない。
(4)制度の恒久化と非課税保有期間の無期限化
(5)非課税枠の再利用が可能
たぶん、この5つです。違ったらごめんなさい。
また、記事では活用事例として次の二つを上げています。
① つみたて投資枠だけを活用(年120万円。最速15年で1800万円)
② 成長投資枠とつみたて投資枠を活用(年360万円 最速5年で1800万円)
雑談
みなさまよくご存じの内容ではないかと思いますが、今回ネタにしたいのは、説明の順番です。
順番って大事なんですよ〜。まだサラリーマンだった10年以上前、政府や会社の方針の説明文書について「順番には意味があり最初ほど重要」と上司に教えてもらったことを思い出します。
これ、私だったら、どういう順番にするかというと、たぶん、こうです。
(1)制度の恒久化と非課税保有期間の無期限化
(2)つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、生涯投資枠は1800万円に。
・つみたて投資枠だけでも1800万円まで使える
・成長投資枠だけでは1200万円までしか使えない。
(3)つみたてNISA(つみたて投資枠)の年間投資枠が40万円から120万円に拡大
(4)一般NISA(成長投資枠)の年間投資枠が120万円から240万円に拡大
(5)非課税枠の再利用が可能
違いのポイントは、
- 恒久化が一番大きな成果。
- 非課税枠は、全部でいくらかが重要。
- つみたて投資枠の方が重要。成長投資枠はキャッチアップ枠(つみたて投資の拡張枠)。
と私が考えているがゆえです。
証券会社さんとしては、やはり、
- トータルでいくらか、よりも、今年いくら買ってもらえるかが重要
- いろいろ買ってもらえる成長投資枠の方が重要
なわけで。この差が説明の「順番」に出ちゃうよね、と勝手に思ってしまったと言うお話でした。
なお、もちろん、どの項目も重要です。はい。
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