分散投資についての3つの整理 〜紆余曲折を経て割とシンプルなルールにしてます。
モーニングスターさん。
はじめに
記事では、GPIFの運用を例に取り、分散投資の重要性を説明しています。
”4資産に分散投資した結果、「外国株式」に単独投資するほど高い収益にはならなかったが、「国内債券」に投資するよりも、より高い収益が得られた”
もうひとつ分散すべき理由としては、
”株式だけに投資をしていると、株価が大きく動いてヒヤヒヤするようなことがある”
リスク(変動幅)の抑制ですね。
とは言え、理屈では、分散すればするほどリスクは下がりますが、複雑な組合せを考えていくと、ドツボにハマりがち。私もよくハマりました。リスクリターンの計算をしまくるとか。それはそれでつい楽しくなっちゃうんですけどね。
分散投資についての3つの整理
そんな私でしたが、紆余曲折を経て割とシンプルなルールに到達。
(0)現金バッファ(生活防衛資金)で全体を調整する。
(1)リスク資産は、株式+REITに集約。
→インデックスファンドを買うだけで分散効果は達成できる。
(2)ヒヤヒヤ度の調整は、無リスク資産比率で決定。債券には投資しない。
→無リスク資産として、個人向け国債+定期預金を使う。
(1)は、オールカントリーを買うだけで実現できます。(オールカントリーにREITは含まれている)。過去の流れもあって、今は、別途、REITを持っていますが、どこかでばっさりやるかも。
(2)は、ある時、運用資産はカウチポテト(リスク資産:無リスク資産=1:1)で行くと決めました。このくらいにしておくと株価が半値に下落しても、
- 精神的に耐えられそう。
- リスク資産の追加投資欲を満たせそう。
と思えたのですね(個人差があります)。
最も重要なのは(0)です。ここを人生のステージに合わせて変更し、結果的に、全体のリスクをコントロール。ここは比率ではなく絶対金額で考えています。働いていた頃は、数ヶ月分の生活費+高額出費代くらい。今は、年金を受給開始するまでの生活費分くらい。今後も節目で見直すことになるはずです。(その時考える・・・程度にはアバウトです)
おまけ 「債券に投資しない」というルールの話
なお「債券に投資しない」というルールは、以下の場合は変更するかもしれません。
- 日本の長期国債の金利が2%前後まで上昇したケース。
- 海外の金利が上昇したにも関わらず、円高に振れたとき
いずれにせよ、債券投資はほったらかしにはできません。動的な運用判断が可能な年齢までですから、せいぜい80歳くらいまで。両方とも、私が生きているうちにあるかなあ。
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