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2023年2月 3日 (金)

つみたてNISA5周年、コツコツ投資の成果でつらつら思うこと

日経電子版、QUICK資産運用研究所 西田玲子 さんの記事です。

はじめに

つみたてNISAができてから早いものでもう丸5年が経ちました。記事は、全力で積み立てたら、元本200万円がいくらになったかファンド別に調べてみた、という記事です。カテゴリー別に(日本株、海外株・全世界株、バランス型)ファンドの成績を見ています。

  • 含み益が多かったのは「海外株・全世界株」。首位は、iFree S&P500で、含み益77.8万円
  • 運用成績が優れなかったのは「バランス型」。特に下位グループ5本は、含み損。
  • それ以外は、ほとんどの場合、含み益が出た。
  • 途中経過を見てみると、含み損が出た期間も少なかった(上昇相場だったってことですね)

ちなみに、日本株の最下位は、なんとびっくり「ひふみ投信」でした。藤野さんもFMに復帰したし、きっとこれからの5年で巻き返してくれることでしょう(投資は自己責任でお願いします)。私は、日本株については、過去に買った1306のアホールドに徹します。あとはオールカントリーに含まれる分の日本株くらい。

つみたてNISA5周年、コツコツ投資の成果でつらつら思うこと

この結果を見てて思ったことはふたつ。

ひとつは、この5年間はラッキーだった。つみたて投資にとっていい相場環境だったんだな、ということ。

言い換えるなら、今後5年間が調子がいいかどうかはわからない、ということでもあります。ただ、20年先、30年先の未来から見たときに、いい20年間だったな、30年間だったなとは思えると信じてます。私の場合、その時、生きてて、それが認知できればですけど(^^;)。これが信じられない人は長期投資には向いてません。

もうひとつは、投資はシンプルに株式だけにしよう、ということ。

低リスクと称するバランスファンドを買って安全と思ってたらそうでもなかった、というのがこの5年でした。ポイントは、債券。米国の長期金利の推移なんかを見てると、50年くらい上昇して50年くらい下がり続けるみたいなところがあるし。平均回帰現象を100年くらいで見ないといけない。となると、債券に立ち向かう場合、細かい上げ下げに追従しないと行けない。つまり、債券って、アホールドには適してないんじゃないかと思うわけです。実は、債券についてはいろいろ悩んできましたが、この5年くらいですっぱり距離を置く、というところで整理が付きました。

以上、つみたてNISA5周年、コツコツ投資の成果でつらつら思うことでした。

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コメント

毎年1月にslim先進国株を40万一括投資しました。23年分はほとんど利益がないと思われますが、現在97万と毎月投資を上回っています。

投稿: | 2023年2月 3日 (金) 07時49分

10年以上前に投資を始めた頃、その頃の投資信託の解説本などでは、リスク分散として 世界株式、日本株式、海外債券、日本債券への分散投資をすすめていました。バランスファンドもその頃の名残なのでしょうが、いまの時期としては良いと思えません。コストが高いSMTシリーズなどと似て、バランスファンドも過去の名残と言えるかもです。

私は債券の利回りが悪くなって来た時期に日本債券と海外債券は見切って 株式と個人国債にアロケーションを変更しました。
積立はほったらかしで淡々と続けるというのが原則ですが、長期の間には世界情勢の変動もあるので、たまには投資内容の見直しが必要な時期があると感じています。

投稿: やま | 2023年2月 3日 (金) 09時29分

みなさまコメントありがとうございます。
>?さま
上げ相場の効能ですね。長期投資の原則からすると、少しでも早く投資した方が期待リターンは高まるとされてます。20年30年の長期では毎日でも毎月でも毎年でも平準化されるとは思います。

>やま 様
債券クラスは、アホールド方式には向いてない気がします。過去の名残りというか、長期金利(=インフレ)の長期トレンドに大きく左右されます。オツムを使わないといけませんが、シロートの手に余るところもあるなあと。
当面は個人向け国債一直線。考えるのは、長期金利が1%〜2%を超えたあたりでしょうか。私が生きているうちにその時が訪れるかどうか(^^;)。

投稿: NightWalker | 2023年2月 3日 (金) 21時54分

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