世界全体が人口減となる時代でも長期投資は報われるか?
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第58回のテーマは、こちら。
はじめに
今回のお題は、世界全体が人口減となる時代でも長期投資は報われるか、つまり、株価は上がるか。せっかく、新しいNISAが始まろうというこれからの20年30年がさっぱりだとうれしくはないですよね。
- 人口減と株価は直結しない
- 人口が減っても、生産性の改善で1人当たりGDPは 上昇が続く
そう言えば、日本はとうの昔に人口減社会ですが、この10年は株価はプラスです。
- 減益でも黒字が積み上がれば、株主のモノである純資産は増える。
- 株式のリターンの源泉はリスクプレミアムにある。人口減でなくなるとは考えにくい
このあたりうなづいてしまいます。
記事は、「成長が鈍化するなら、インデックス(指数連動)投資より成長銘柄を選ぶアクティブ投資が有効」というありがちな誤解(つまりセールス・トーク)に対する反論も書かれています。だまされないように、田村さんの記事を読むことをオススメします。
雑談
本当に長期投資が報われるのか、という問題は、私も何度か夢想したことがあります。考察の結論は、以下のようなものです。
- 資本主義が永続する(株式会社が存在する)限り、株価は上がる
つまり、資本主義が崩壊すれば終了。しかし、その時はどうなるかというと、
(1)お金の心配がなくなる時代。
(2)お金の心配より命の心配をする時代
のどちらかになっていると考えます。
どっちの未来予想図も株式投資を止める理由としては、私には弱すぎます。そんなことを心配してもしょうがない(^^;)。
残り少ない人生、今を大事にすること。そして未来を信じることに集中したいと思う今日この頃です。長期投資は、未来に対しこの程度の距離感でいられる人に向いている投資法なのかもしれません。
コメント
ありがとうございます! このテーマ、深いので今後も考えていきたいと思います!
投稿: たむりん | 2023年2月17日 (金) 17時11分
>たむりん様
貴重な記事ありがとうございます。
長期投資の根幹に関わるテーマ。楽しみにしています!!
投稿: NightWalker | 2023年2月17日 (金) 18時36分