Slim S&P500が、ついに純資産総額ナンバーワンに!
Slim S&P500 が ついに純資産総額ナンバーワンに!
”三菱UFJ国際投信が設定・運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産残高が2月6日に国内の全公募投資信託(ETF除く)でトップになった。”
2/6付けの純資産総額は、
- Slim S&P500 1兆8065億円
- 米国成長株投信Dコース予想分配金提示型 1兆7977億円
この支えになったのが、怒濤の資金流入です。
2018-2021は年累計。2022-は月累計。単位:億円。
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
累計すると、2/7日までで、1兆5562億円超。2/7付けの純資産総額が、1兆7984億円ですから、約87%が資金流入(13%が上昇分)。一方の米国成長株式投信の方は、最近、資金流入が縮小気味でした。
営業主導の大口販売から、投資家主導で小口の資金が集まる時代へ。
モーニングスターさんは、以下のように指摘しています。
”従来の大規模ファンドが、大手証券など強力な販売力を持った販売会社が関わって、時には数千万円や億円というまとまった資金を積み上げて販売した結果だったことと比較すると、毎月5000円や1万円の積立投資が数百万人という規模で重なって1兆8000億円を超える残高を実現したのは、時代の変化を感じさせる。”
営業主導の大口販売から、投資家主導で小口の資金が集まる時代へ。いわば、
ゴミ投資家の逆襲。
そんな時代の始まりです。(かなり昔の”風の噂”ですが、どこかの大手証券会社が、金融資産1億円以下の顧客を「ゴミ投資家」と呼んでいたとかいないとか)。
つみたてNISAに共鳴して生まれた新しい資産形成層がすくすく育って投信市場のボリュームゾーンとなれば、この傾向は、より大きくなりますね。新しい富裕層は金融リテラシーが向上していくでしょうから、中途半端なレベルのラップ口座で囲い込もうとしても拒否されるような気もします。
Slim S&P500 ナンバーワンおめでとうございます! 私としては、オールカントリーの追撃に期待したいと思います。
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