全世界株式型インデックスファンドの比較 2022/12
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信)
- たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマークかい離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2022/12の比較 MSCI ACWI連動
2022/12 | SS全世界 | オールカントリー | たわら全世界 | Smart-i |
---|---|---|---|---|
1ヶ月 | -5.87% | ★-5.84% | ★-5.84% | -5.85% |
3ヶ月 | -0.01% | 0.05% | ★0.07% | 0.04% |
6ヶ月 | -1.49% | ★-1.34% | ★-1.34% | -1.36% |
1年 | -5.88% | ★-5.58% | -5.66% | - |
3年 | 35.40% | ★36.54% | 35.98% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.5280% | 0.1144% | 0.1320% | 0.1144% |
純資産総額(百万円) | 9,933 | 776,361 | 3,811 | 332 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 10,185 | 763,836 | 3,624 | 300 |
純資産総額前月差分 | -252 | 12,525 | 187 | 32 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2022/12の比較 FTSE Global All Cap連動
2022/12 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | ★-5.71% | -5.75% | -5.72% |
3ヶ月 | ★0.33% | 0.26% | 0.27% |
6ヶ月 | -1.14% | ★-0.91% | -1.10% |
1年 | -5.77% | ★-5.24% | - |
3年 | 35.44% | ★35.46% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.199%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 222,623 | 79,829 | 16,618 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 226,472 | 80,456 | 14,820 |
純資産総額前月差分 | -3,849 | -627 | 1,798 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
MSCI ACWI勢。
相場軟調の中、オールカントリーはしっかり純資産残高を伸ばしてます。資金流入堅調です。パフォーマンスは、この半年、たわら全世界もがんばってます。運用では、オールカントリーに負けてません。
一方、FTSE Global All Cap勢。
今月も「SBI雪だるま」が快調ですが、楽天VT+も少し盛り返しています。
そして、注目したいのが、相場が厳しい中、SBI VT純資産総額が増えていること。個人的には、ただひたすらVT一本だけを買う単純なスキームのSBI VTが好みなので、注目してます。まずは運用1年を超えてから。そこからが勝負です。
本カテゴリーの純資産総額1兆円を超えるようになりました。NISAも拡充されて投資家の裾野が広がることで、全世界株式がより注目されるのではないでしょうか。
長期投資は続けてナンボ。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>
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