« 全世界株式型インデックスファンドの比較 2022/12 | トップページ | 米国株式インデックスファンドの比較 2022/12 »

2023年1月20日 (金)

NISA2024年改正 けっこう誤解があるみたい。


日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第57回のテーマは、こちら。

新しいNISA 10個の誤解

これまでは投資界隈のマニアックな話題だった気もするNISA。ここにきて一気にメジャーシーンに踊り出てきた感があります。ただし、田村さんによりますと

"改正内容にはまだ多くの誤解がある。"

そうです。記事の誤解を一覧表にまとめて見ました。私の意訳部分も含めて書いてあります。元の記事をお読みの上でご活用下さい。全部で10個。

誤解 正解
1 成長投資枠の対象商品は、今の一般NISAと同じ。 株式投信は今の4割に制限される。(資産形成向きではない投信は除外される)
2 成長投資枠ではつみたてNISAの商品が買えない。 ちゃんと買える。(むしろ同じがオススメ。例えばオールカントリーとか)
3 つみたてNISAは、毎月積み立てなければならない。 年2回買えばつみたてとみなされる。(ただし、金融機関ごとに扱いが違うかもしれないので要確認)
4 成長投資枠で1200万円なのでつみたて投資枠は600万円。 つみたてNISA分だけで1800万円すべて使える(最速で120万円×15年) 本制度の基本はつみたてNISA。制約があるのは成長投資枠だけ。
5 値上がりして評価額が1800万円を超えるともう使えない。 あくまで元本※で1800万円まで。運用益でいくら増えても非課税。※金融庁の説明で"簿価"と言ってるのはつまりこれ。買付額のこと。
6 1000万円売ると1000万円の枠が空く。 あくまで空くのは元本分。例えば平均取得額800万円で買ったものが1000万円に増えていてそれをまるまる売ったとすると、復活する枠は800万円。
7 800万円復活したら、その年に800万円使える。 使えない。あくまで、年最大360万円。
8 枠が復活するから短期の回転売買し放題。 ムリ。枠が復活するのは翌年なので制限がかかる。また、金融庁が監督指針を作成してあこぎな商売をしないか注視していくことになってる。
9 現行のNISAで使っている分の枠は、新しいNISAでその分減らされる。 減らない。新しいNISAの1800万円は別枠。つまり、現行NISAを使っている人は残りの非課税期間まではダブルでおトク。ただし,現行NISAの期限が来たらそれで終了。新しいNISAへ証券を移管(ロールオーバー)することはできない。
10 新しいNISA開始時には別途口座開設手続きが必ず必要。 自動的に新しいNISA口座が開設される。証券会社の変更も1年単位で可能。変更後も変更前の口座は恒久的に残る。(詳細は金融機関によって異なると思われるので、確認が必要。)

雑談

たしかに先日の田村さんのセミナーでも、上記のような誤解を伴う質問が散見されました。当ブログをお読みの方からすると、なんでそんな受け止め方になるのかわからない場合もあるのかもしれません。

でも、こういった説明はこれまで以上にていねいにするべきと思います。

本制度は「これまで投資をしてこなかった人を資産形成の世界へ誘う」というのがその主旨。NISAがこれまでのアーリーアダプターレベルから、一気にレイトマジョリティ層を視野におく段階に来ています。そう言った方の中には、投資そのものに対する誤解(勉強の問題もあるが、戦後教育における資本主義への罪悪感の刷り込みが背景にある)をお持ちの方もいらっしゃるからです。

田村さんの記事は、とてもありがたいですね。

(1)長期分散低コストの商品を何も考えず積み立てる。
(2)資金に余力がある人は成長投資枠で同じ商品を買う。
(3)長期投資が困難かつ資金余力のない高齢者を除いて、できうる限り早く1800万円を使い切る

と言う使い方が、おそらく本制度のベストプラクティス。ここと「下手に金融機関に相談しない」と言う点を押さえとけば、自ずと誤解が解けるような気もしています。

|
follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« 全世界株式型インデックスファンドの比較 2022/12 | トップページ | 米国株式インデックスファンドの比較 2022/12 »

コメント

こんにちは。
4番目の「最速で120万円×15年」ですが成長投資枠は、年枠及び生涯枠とも”内書き”なので、最速で360万円×5年も可能、ではないでしょうか。

投稿: おとはなさくや | 2023年1月20日 (金) 11時02分

おとはなさくや 様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りですが、ここは、「年間120万円のつみたて投資枠だけでも、1800万使い切れます」と読み取っていただければと。

投稿: NightWalker | 2023年1月20日 (金) 15時05分

田村さんの記事、数え歌のようにテンポ良く読みました。
10番目の誤解の位置がオシャレと思いました。

先日の『NISA改革、使い道広く』もありがたかったです。
若い時期からの長期投資の方が資産は大きくなりやすいけれど、
中高年でも成長投資枠も活用することでキャッチアップしやすくなると言う部分が、
早期退職し年金少なめの50代の私にとって、嬉しかったです。
上記(1)〜(3)をレッツプラクティスしたいと思います♪

来週のテレビ「マネーのまなび」はNISA回とのことで夫ともども楽しみにしています。

投稿: ねむ | 2023年1月21日 (土) 13時41分

>ねむ様
コメントありがとうございます。
オシャレ!! たむりん、ねむさんのコメント読んでいらっしゃるかしら♪ 喜んでると思いますよ〜!

投稿: NightWalker | 2023年1月21日 (土) 18時43分

nightさま おとりあげありがとうございます
ねむりんさま、ビジャル重視の僕としては(誰だ)おしゃれ、のご評価、うれしいです♡

投稿: たむりん | 2023年1月21日 (土) 23時34分

NightWalkerさま いつもやさしいコメント返信ありがとうございます。
たむりんさま  ねむりんとお呼び頂きありがとうございます♪ 一字違い!!

投稿: ねむ | 2023年1月22日 (日) 09時23分

>たむりん&ねむりん
会話が成立してうれしい〜!

投稿: NightWalker | 2023年1月22日 (日) 22時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 全世界株式型インデックスファンドの比較 2022/12 | トップページ | 米国株式インデックスファンドの比較 2022/12 »

 
 
Copyright © 2005 - 2023 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.