乖離率の月平均が過去最悪の+1.67%に(T.T) MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 2022. 12月報
東証のETF 2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の2022.12の月報チェックです。
2022/12 基準価額及び純資産額の推移
月末純資産総額、 203.45億円(先月は、188.43億円)。基準価額が下がる中での増加。資金流入が堅調だったようです。
2022/12 基準価額と市場価格の乖離率
設定来の月別推移(単純平均)
※2020-2021年は年平均、その他は月平均
12月の乖離率平均は、+1.67%。2023年1月は3営業日分のご参考です。
2022/12の日別推移
↑三菱UFJ国際投信さんの、基準価額、指数データ、東証の市場データを元にNightWalker作成
今月は2%越え連発…。
雑談
過去最悪の月平均1.67%の乖離。最悪日は12/27で2.90%。
直近の1月は、初っぱな、1/4に3.18%。
マーケットメイカーさん、職務放棄したんじゃないですかっ? そう思いたくもなる惨憺たる状況。資金流入もそれほど目立って大きいようにも見えません。
これが今年いっぱいも続くようだったら、一般NISA分の2559を売って、来年から始まる新NISAでSlimオールカントリーに集約かな。そんな気になる今月の体たらくでした。
-----
ETF版オールカントリーのメリットは、
- 指し値して納得した価格で売買できる。
- 取引がすぐ残高に反映される。
- Slimオールカントリーより名目上の信託報酬率が若干低い。
資産活用期に入っている方など、分配金をメリットと考えたり、資産形成期においてもホールドのモチベーションに繋がる方もいらっしゃるかもしれません。
デメリットは、
- 積立て投資には不向き
- 資産形成期には税金を支払って分配金を受け取った後、手動で再投資する必要がある。
- 基準価額との乖離が許容できないレベルになることがある。
など。
太字にしたデメリットがあるため、ETFに参戦する方は、自衛のための「指し値」が重要です。
このシリーズは、2559にポジティブなスタンスで書いてたつもりなんですけど、よもやこんなことになろうとは…。最近の乖離率をみていると、正直、ETF版オールカントリーをオススメするのはむずかしいかなと思ってます。
以上、この記事のタイトルが「さらば東証ETF」になる前に、東証もマーケットメイカーも危機意識を強く持って欲しいと思った2022年最後の月の2559定点観測でした。
コメント