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2022年12月 3日 (土)

NISA拡充は、つみたてNISA重視にすべきでは? 〜NISA年間投資枠、240万円への拡大案が政府・与党で浮上

bloombergさん。

はじめに

先日の当ブログの記事で「あとは、年間投資枠、生涯投資枠がいくらになるのよっ?ってことでしょうか。」と書いた件。情報が漏れ伝えて来てます。もちろん最終決定ではないです。

”財務省幹部は、水準についてはまだこれからの議論なのでコメントしないと述べた。”

でも、こういった情報を取材して出してくれるのはうれしいですね。世の中の声を拾おうってことでリークしているんでしょうから、当ブログとしても反応しておくことにします。

まず、記事のまとめは次の2点

  • つみたてを40万円から60万円、一般は120万円から180万円
  • 生涯に非課税で投資できる限度額については1600万ー2100万円への拡大を求める案もある

つみたてNISAと一般NISAが併用可能になれば、年240万円になります。現行の一般NISAワク年120万円を基準に考えれば、たしかに倍増ですね。

一方、生涯投資枠は、現行のつみたてNISAが800万円ですから、1600万円なら倍増ですね。でも、

”公明党の西田実仁税制調査会長は、投資枠の大幅な拡大には「富裕層優遇という指摘も出てくる」との懸念を示し、最終的には中間層の資産形成支援策としてふさわしい投資枠が固まってくる”

これは、資本主義でできてしまっている残酷な世界との戦い。逃げれば終了。踏ん張って欲しい。

NISA拡充は、つみたてNISA重視にすべきでは?

さてさて、当ブログとしての意見は、「倍増と言ってるんだから年240万、生涯投資枠1600万円はマストでは?」です。

ただ、年間投資枠240万円。つみたてを40万円から60万円、一般は120万円から180万円と言う内訳に関してはちょっと意見があります。たとえば、

  • つみたてNISA 40万円→120万円(月10万) 一般NISA 120万円のまま

とか、もっとあからさまに

  • つみたてNISA 40万円→180万円(月15万)  一般NISA 60万円に減額。

みたいな。つまり、「つみたてNISA重視」。

NISA制度の趣旨としては、

(1)庶民の資産形成支援
(2)投資を通じた日本経済の活性化

の二つの方向性があるわけですが、「政府として優遇強化したいのは(1)ですよ」というメッセージを出しちゃった方が良いんじゃないか、と。

それにしても、いつもの「富裕層優遇」なるパワーワード。「1600万ー2100万円」程度では富裕層とは言えません。まあ、株式投資に対する呪いですよね。日本人がこの呪いから早く解放されることを、せめて今の若い人がリタイアする頃には解けていることを願っています。

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コメント

資産所得倍増であって、投資可能枠金額の倍増ではないのでは?
もちろん、倍増してくれたら「個人的には」よいですが。

投稿: | 2022年12月 3日 (土) 01時03分

>?様
コメントありがとうございます。
たしかにそうですね。ただ、ここはわかりやすく数字を設定して欲しいと思ってます。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 01時46分

あくまで私個人の考えですが・・・

NISAが無期限になるんなら積み立てNISAはいらなくないですかね?
NISA口座で積み立てすればすむと思うんですよね。
一本化してしまってシンプルに年間限度額240万、無期限とかで
積み立てしたい人は積み立てれば良いし
一括とかで投資したい人はそうすれば良い・・・

そんな感じでわかりやすくした方が投資する側も楽なように思うんですが・・・

投稿: こばやん3号 | 2022年12月 3日 (土) 05時28分

>こばやん3号 様
コメントありがとうございます。
今回の主眼は「恒久化」「非課税期間の無期限化」「非課税額総枠の拡大」にあり、「一本化」は提案したものの次回課題かなあ。前者が成功するだけでもスゴイ。どう一本化するのかは、議論の分かれるところです。

投資をよく知っているひとからすれば、一般NISAのルールに統一してほしい、となるでしょう。私も内心はそう思ってます。ただ、政府が狙っているのは、これまで現預金しかしてこなかった、あるいはこのままだとそうなる若手層。そんなボリュームゾーンです。そう考えると、何でもありを拡大する方向が良いとは思えない。

「何でもあり」は、国民の意識から株式投資=悪の感情が払拭され、自己責任があたりまえのこととして根付く。「時が来る」のを待つしかないでしょうかね。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 09時39分

ちょっと、思考実験
1.つみたてNISAのメインプレイヤーは資産形成期の若年・中年層、一般NISAのメインプレイヤーは資産取り崩し期の高齢層。
2.投資先の傾向は、つみたてNISAは米国及び世界株(米国株7割、日本株1割)で、一般NISAは日本株がメイン。
3.投資方法はつみたてNISAは若年層の新規資金での投資信託の積立、一般NISAは高齢層の既存資金(特定口座での益出し売買など)によるNISA口座での個別株・ETFの購入。
4.つみたてNISAを重視しすぎると、若年層の投資資金がキャピタルフライトと、円売りへ誘導されることの影響が心配。
5.円で貰った給料をドルなどの通貨に替えて海外に投資した結果、豊かな資産をもつ高齢層が増える一方で、設備投資をしない競争力のない企業ばかりが残っても、次世代も低い労働所得のままとなるので、誰も幸せになれない。
6.食料やエネルギーが自給できない日本では、過度の円安とインフレ、低所得を助長することがないマクロ経済に配慮したNISA制度が必要。

投稿: akio | 2022年12月 3日 (土) 12時07分

個人的には年間投資枠240万円は多すぎると思います。
それだけの余裕資金がある人は庶民ではありません。
年120万円もあれば十分でしょう。
つみたてNISA:60万円
一般NISA:60万円

一般NISAは金額が半減ですが、その代わり一般NISA内での売買を自由にさせて欲しいです。
金額は多くても売買がろくにできない箱物より、金額は少なくとも自由に売買ができる箱の方がアクティブ投資家には遥かに便利です。

つみたてNISAにもスイッチング機能は必須だと思います。
いつまでのハイリスク投資ができるわけではありませんから。

最大投資枠は年120万円×40年=4800万円くらいは欲しいですね。
25歳から65歳まで資産形成をするなら、これくらいの枠は必要でしょう。

年240万円とかにするから富裕層優遇だと叩かれるのであって、年間投資額を抑えれば、最大投資枠は高額になってもなんら富裕層優遇にはなりません。コツコツの積み重ねに過ぎないわけですから。

投稿: AKI | 2022年12月 3日 (土) 13時14分

>akio 様
コメントありがとうございます。

Twitterで、投資界隈の意見として上がっている意見をご参考にご紹介しますと・・・・、

>つみたてNISAを重視しすぎると、若年層の投資資金がキャピタルフライトと、円売りへ誘導されることの影響が心配。
世界分散した長期投資の結果、海外で稼いだお金を使うときには日本円にして環流させるのだから為替的には長期的にはイーブン。

>競争力のない企業ばかりが残って
これはNISAの問題と言うより、経営者の問題と思います。投資したから儲かると言うより、投資したり支援したせいでゾンビ企業が生き残る弊害の方が大きいと言う見方もあります。これもイーブン。


投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 13時14分

>AKI 様
コメントありがとうございます!
なるほど! 投資余力のない庶民、特に若い世代にとっては、年間枠より長期でしか積み上がらない「最大投資枠」の方がよっぽど大切であるというご意見ですね! おっしゃるとおりです。(._.)φ。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 13時18分

そうです。
庶民の長期資産形成を応援する制度にするべきだと思います。

久しぶりにNISAについてのブログを書いてみました。
http://growth-stock.blog.jp/archives/52281031.html

投稿: AKI | 2022年12月 3日 (土) 20時10分

>AKI 様
記事読みました。おっしゃる通りだと思いました。

・つみたてNISAを重視するべき!
・年間投資枠は120万円あれば十分
・生涯投資枠は最低でも2400万円以上

ちなみに年間240万円のパスは、生涯投資枠2400万円で50歳からつみたてNISAを始めるようなケースでは、あるとありがたいかな、と言うのが、私の意見です。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 21時54分

つみたてNISAだけであれば、50歳年間240万円もなくはないですが、私は投資は勧めない派ですね。
特に一般NISAが大きな枠で残るのであれば、やめた方がいいと思います。

つみたてNISAだからこそインデックス投資に誘導できるのであって、一般NISAだとインデックス投資以外の投資をやって失敗する確率が高いと思います。
ブログにも書いていますが、レバナスのようなハイリスク商品に流れる人は相当多くなると思いますよ。

そもそも50歳まで投資未経験という時点で、カモになれる素質十分です。

50歳投資未経験者は、
・知識なし
・時間的余裕なし
ですから、毎年240万円もの大金を投資するというのは、非常にリスキーだと思います。
投資に失敗したら無残な老後になってしまいます。

投稿: AKI | 2022年12月 3日 (土) 22時16分

>AKI 様
>つみたてNISAだからこそインデックス投資に誘導できる
おっしゃる通りです。これは前提ですね。なので、私的なベストは、一般NISAワクゼロ円。本文では怖くてそこまで振り切りませんでしたが(笑)。
私が想定しているのは、50歳でようやく蓄財余力ができてきた人。そういう人が収入のあるうちにある程度のリスク資産を積み上げたい、と言うニーズに応えられるパスが欲しいという意味合いです。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 22時26分

そうなんですよね。
つみたてNISAのみであれば良いんですが、一般NISAが残る、しかも年180万円となるとひっかかるんです。

ブログには書きませんでしたが、岸田総理は証券業界からの聞く力を発揮したかもしれませんねぇ。

私個人はアクティブ投資家ですし、リートやゴールドのファンドも買っているので、一般NISA恒久化はありがたい面はあります。

クレカ積立の月枠も5万円から10万円に増やして欲しいな、とは思います。

投稿: AKI | 2022年12月 3日 (土) 22時41分

>AKI様
貴重なご意見伺えてうれしいです。今回の件、あまり議論しない私も、意識して議論すべきではないか、と言う気がしたんですよね。
>岸田総理は証券業界からの聞く力を発揮したかも
まさにこれ。
私、人の意見を聴いて判断したと言い訳する人間は信用しないことにしているんです。ホントに聴くべき人の声を圧殺するために人の意見を利用する人は、私の拙い人生経験でも実際たくさんいました。もちろん、みんな「いい人」です(笑)。
>クレカ積立の月枠も5万円から10万円に増やして欲しいな
たしかにw 新たな競争軸が生まれるかも。

投稿: NightWalker | 2022年12月 3日 (土) 22時51分

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