意外とわかってない? パート「年収の壁」の情報をアップデート 2022
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第56回のテーマは、こちら。
はじめに
記事は、パートのいわゆる「年収の壁」についての解説です。誤解も多いとのこと。
まずは「年収の壁」一覧↓
年収の壁 | どんな壁? |
---|---|
103万円 | 本人に所得税発生、配偶者手当の支給対象外になることも |
106万円 | 従業員101人以上の会社では本人が一定条件で厚生年金加入に |
130万円 | 従業員100人以下の会社では本人が社会保険の扶養対象からはずれる。 配偶者手当の支給対象外になることも。 |
150万円 | 夫の配偶者特別控除が減り始める |
201万円 | 夫の配偶者特別控除がゼロに |
いっぱいありますねー。
- 150万円の壁。この基準はかつて103万円だったのが2018年に150万円に改正
いきなり、知らなかった・・・。
2018年と言えば、私はもうすっかり無職(2015年に会社を早期退職してます)。妻を扶養するどころか妻に扶養される身でした。自分の確定申告に関係ないことには気付いてないという(^^;)。
唯一気にしていたのが130万円の壁。社会保険の扶養者になれるかなれないかのしきい値です。ちなみにこの壁、60歳を超えると180万円の壁になります。
雑談
田村さんの記事で共感したのは、
「長寿時代、大きく壁超えを」
というメッセージ。お金は人生の選択肢を増やします。とやかく言われない自分名義の資産を有無を言わさず作る。
- 公的年金(少しでもいいから厚生年金を増やす)
- 普通に貯金(結構大事)
- iDeCoやNISA
といったあたり。
イチバン大きいのが公的年金でしょう。配偶者が生きてるうちは、自分の稼ぎは、自分の趣味+蓄財。配偶者が死んだあとこれらがけっこう効いてきます。
私が早期リタイアした前後、働かなくなった私に代わり妻が働くようになりました。それまでは103万円の壁までのパートだったのを、ほぼフルタイムに。当時の勤め先とも掛け合って、厚生年金、健康保険、雇用保険に加入。いろんな理由があるのですが、お金のためというより、外に出て働きたかったようです。
当時すでに認知症気味だった母の主介護人は早期リタイアした私がすることにしたし、子育ても終了したので、家で妻を縛るものはもうあまりありません。ただ、いざ、気にしなくて良いとなると、逆に気になってしまう、というところもあるようです。
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コメント
おとりあげありがとうございます。世の識者は、壁をなくせ、といいいますが、税・社会保障の仕組みをかなり大本からいじることになり大変。その前にまず、会社や組合が、「誤解」をただすことでも、かなりの就労制限は解消されると思います。
投稿: たむりん | 2022年12月20日 (火) 16時46分
>たむりん様
コメントありがとうございます。
>「誤解」をただす
おっしゃる通りと思います。
パートを雇う小さな企業は、社会保険、税務関係は外注、組合はないというケースが多いと思うので、うまく機能してないのかもしれません。
投稿: NightWalker | 2022年12月20日 (火) 20時00分