新しいNISAが意図するところを理解するのに役立つ良記事のご紹介

日経田村正之さん、新しいNISA抜本改革に関する記事です。

• NISA抜本改革、日本の「投資の風景」変える潜在力

はじめに

新しいNISA関連記事は多々ありますが、ここまでニュートラルに意図するところを語れるのは、田村さんならでは。

全力記事！！
新しいNISAの意図するところを正しくきっちりインプットできます。いろんな記事があるけど、最も的確に書かれているように思う。さすが田村さん。

NISA抜本改革、日本の「投資の風景」変える潜在力: 日本経済新聞 https://t.co/PLEgjaZYOX

— NightWalker (@nwalkerz) December 21, 2022

記事をご紹介したツイートも「いいね」が(私にしては)いっぱい

いくつかの誤解や意見、たとえば、「生涯投資枠の設定で恒久化の意義が損なわれた」とか「つみたてNISAに一本化すべきだった」「対象商品が幅広い成長投資枠が、金融機関の手数料稼ぎに使われないか」などに対する見解も交えながら、今回のNISAを整理。

”はるかに強力になる総合NISAと、顧客本位のアドバイス体制や継続的な金融教育がセットになれば、日本の投資の風景は大きく変わる可能性がある”

とまとめています。

記事を読むと、今回のNISAはフレキシビリティが高く、若い人だけではなく資産形成出遅れ組も含めて、さまざまな状況の人に寄り添える良い制度であることがわかります。ホント、特定の世代だけではなく、まさに老若男女に使っていただきたい制度になりましたよね。

テキストも普通のコラム記事より多めで読みごたえ十分。是非ご一読ください。というか、必読。

雑談　顧客本位のアドバイザーのやるべき事はなんだろ

さて、田村さんの記事では、今回の改革は、NISAと他の施策との合わせ技一本、パッケージになっていることを指摘しています(._.)φ。

そのひとつが、「顧客本位のアドバイザー」。特定の証券会社や運用会社の紐付きではなく、報酬はお客さまからコンサル料としてもらうというサービス。その「やるべき事」です。これを私がもしやるとしたら（やりませんけど）、

（１）商品は、オールカントリーと個人向け国債or定期預金推奨。

（２）もっぱら、そのお客さまが「どの程度のリスク資産を持つべきなのか」を一緒に考える。

こんな感じかな。（１）は他に多少拡げても、割と簡単に整理ができます。やはり（２）でしょう。（２）は心理要因も絡み、ものすごく難しいのです。セカンドオピニオン、下手するとサードオピニオンが必要なのかもしれませんね。私は、自分で決めてますけど、10年かかったからなあ。

世間では、日銀の「異次元緩和終了のはじまり」ネタで盛り上がってます。メディアからすれば、岸田路線の先にある異次元緩和終了の方が、政権批判に繋がりやすくていいですもんね。「NISA抜本改革」は、岸田政権唯一の成果なので攻撃しづらくてつまらないｗ

でも、長期投資家としては、政治はどうでも良く、新しいNISAを自分がどう使うかが重要なのであります。