今月の資金流入は過去最高。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2022.11の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2022.11の月次報告です。
2022/11 ベンチマークとの乖離率
2022/11 | ファンド | ベンチマーク |
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過去1ヶ月 | -1.8% | -1.6% |
過去3ヶ月 | 0.6% | 0.7% |
過去6ヶ月 | 2.8% | 2.7% |
過去1年 | 4.0% | 3.9% |
過去3年 | 49.8% | 49.7% |
設定来 | 70.2% | 70.1% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラス0. 1%でした。
2022/11 純資産総額
今月は、7,638.36億円。直近の12/9現在、7,808.15億円。
右端、緑の棒グラフは、12/9付け
2022/11 資金流出入金額
今月の資金流入は、過去最高の月額376億円。(2020年は年間全部合わせて570億円です。念のため) 12月の途中経過は、〜12/9までで(右端、緑の棒グラフ)204億円。
本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第3営業日の12/5に130.04億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
11月も順調に資金流入は続いてます。純資産総額が全投信の中でも第5位の規模となりました。
こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、1,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。
今月の組入上位10カ国・地域は以下の通り。
注目点は、じわじわ増えていた米国の比率が減ったこと。先月は61.5%でしたが、今月は57.6%に低下。米国一人勝ち時代の終焉? 興味深いので継続ウォッチしようと思います。日本株の比率はいまや5%台が定着。10%くらいに戻して、世界をぎゃふんと言わせて欲しいんですけど、その源泉となる企業の利益は、増税をちらつかせる現政権じゃ厳しいかな(^^;)。
オールカントリーは究極の分散形態。
- 市場が効率的であるならば、時価総額分散が最も合理的というCAPMの帰結
- 銘柄分散だけでなく、通貨分散もされる。
前者は市場は効率的ではないと一蹴する向きもありますが、後者の視点は重要なのかなと。ドル高がずっと続く保証はありません。
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配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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