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2022年12月24日 (土)

オールカントリーの純資産総額が総合4位に浮上! 新しいNISAの成長投資枠のファンド選定についても少し考察

ふと見ると、我らがオールカントリーの純資産総額が、「グローバルESGハイクオリティ成長株式(H無) 『愛称:未来の世界(ESG)』」を抜いて総合4位に浮上してました。

オールカントリーの純資産総額が総合4位に浮上!

12/23付けの純資産総額ランキングのベスト10です。データは、いつものモーニングスターさんでチェック。

順位 ファンド名 運用会社名 信託
報酬等
(税込)
純資産
総額
(億円)
1 AB・米国成長株投信Dコース(H無) 予想分配金 アライアンス 1.73% 16570.85
2 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 0.10% 15738.64
3 ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) ピクテ 1.81% 10188.43
4 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際 0.11% 7622.10
5 グローバルESGハイクオリティ成長株式(H無) 『愛称:未来の世界(ESG)』 アセマネOne 1.85% 7437.95
6 楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』 楽天 0.16% 7096.46
7 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・S&P500』 SBIアセット 0.09% 6980.46
8 AB・米国成長株投信Bコース(H無) アライアンス 1.73% 6415.91
9 ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無 大和 1.67% 6383.73
10 フィデリティ・USリートB(H無) フィデリティ 1.54% 6301.91

未来の世界(ESG)が、このところの相場の方向転換で、沈んでいった格好です。

こうしてランキングを観てみるとキーワードは2つ。「米国」そして「(米国と全世界の)インデックスファンド」。かつてグロソブが世を席巻していた頃を思えば(もはや何年前の話だって話ですが)、隔世の感ってやつです。

以上、我らが、オールカントリー、大成長のご報告でした・・・これだけじゃ面白くないので、今回は、もうひとつおまけの観点でチェックしてみます。

新しいNISAの成長投資枠のファンド選定についても少し考察

それは、新しいNISAの成長投資枠(仮称)。この対象ファンドは現時点では検討中とのことでまだ不明ですが、条件はわかってます。それは、

①信託期間20年未満
②毎月分配型
③高レバレッジ型

この3つを除外。先日、金融庁でお話を伺ったとき、「けっこう減るよ」と担当官の方がお話しされていたので、試みとして、以下の条件でモーニングスターにて検索してみました。

(条件1)[償還期間]20年以上
(信託期間ではないので厳密には違いますが傾向はわかるはず)

(条件2)毎月分配型を除く

高レバレッジは検索条件がむずかしかったので除外。結果はこちら↓です。ちょっと拡げてベスト15まで。

順位 ファンド名 運用会社名 信託
報酬等
(税込)
純資産
総額
(億円)
1 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 0.10% 15738.64
2 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際 0.11% 7622.10
3 楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』 楽天 0.16% 7096.46
4 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・S&P500』 SBIアセット 0.09% 6980.46
5 netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無) ゴールドマン 2.09% 5783.51
6 投資のソムリエ アセマネOne 1.54% 5266.93
7 ひふみプラス レオス 1.08% 4589.76
8 フィデリティ・日本成長株・ファンド フィデリティ 1.68% 4352.66
9 ニッセイ 外国株式インデックスファンド ニッセイ 0.10% 4090.83
10 フィデリティ・世界割安成長株 B(H無) 『愛称:テンバガー・ハンター』 フィデリティ 1.65% 3931.32
11 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 三菱UFJ国際 0.10% 3649.86
12 セゾン・グローバルバランスファンド セゾン 0.56% 3251.47
13 さわかみファンド さわかみ 1.10% 3230.67
14 キャピタル 世界株式ファンド キャピタル 1.70% 3139.34
15 ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド 『愛称:アメリカン・ロイヤルロード』 ティーロウ 1.46% 2809.05

なんだか違った風景が見えますね。

この条件ですと、4557本あるファンドが1520本に絞られます。効いているのは(条件1)。この条件だけでも1820本になります。狙いはあこぎなテーマ型ファンドの除去とのこと。しかし、スクリーニング条件をコストにしなくても、高コストファンドがそれなりに消えるんですよね。(それでもまだ残るけど)

このスクリーニング条件を考えた金融庁は、さすがというしかないです。

多くの庶民投資家にとっては、新NISAの生涯投資枠1800万円でおなかいっぱいになると思われます。成長投資枠の対象ファンドになるかならないかって売り手サイドにとっては、けっこう大きいと思うんですよね。

正式な対象ファンドリストが出てくるのが楽しみ。この条件をかいくぐるべく、また、新手の新設高コストファンドがドバドバ出て来るのかしら。ちょっぴりイヤな予感がする今日この頃であります。

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コメント

山崎センセイよろしく、成長投資枠除外条件に信託報酬上限も入れてくれれば良かったですね。

投稿: mets | 2022年12月24日 (土) 08時41分

>mets 様
コメントありがとうございます。
これを入れなかったのが、条件付けの”妙”だったと思ってます。今の時点でそんなの付けたら業界の反発を食らって、死なばモロトモとばかり他の改善が通らなかったかもしれません。

投稿: NightWalker | 2022年12月24日 (土) 10時36分

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