個人向け国債の使いどころ
マネーポスト、「さあ、投資を始めよう!」藤川里絵さん。
はじめに
記事のまとめは、以下のようになっております。
- 個人向け国債は元本割れリスクがほぼゼロ
- 金利上昇局面では、変動型が断然有利
- 最低金利0.05%が保証されている
■取り扱い金融機関一覧(財務省ホームページ)
いろんなところで買えます。利用の仕方としては、
- (期待リターンは低いので)、老後の資産形成よりも、"何年か後に必ず必要となる資金のための預かり先と言った位置付け
と説明されています。
金利上昇局面で有利というのはまさにその通りです。太字にしました。
個人向け国債の使いどころについて、私の場合は、ご紹介した記事ではふれていない観点で説明することが多いので、それを書いてみようというのが今回のお題。2つあります。
その1 ペイオフ対策
個人向け国債の使いどころは、ずばりペイオフ対策。1000万円以上のお金を低リスクの資産で保有したいとき。金利が他と比べて圧倒的に良いわけではありません。子供の学資や生活防衛資金であれば、「1年ものの定期預金を渡り歩く」でいいんじゃないでしょうかね。オリックス銀行など、金利がいつも高めの銀行であれば、割り切って自動継続でもいいですし。ご参考に、最近のオリックス銀行さんの金利です↓
その2 リスク調整の現時点での主役
ポートフォリオのリスク調整の要が、債券クラス。そして、ゼロ金利の今、私の債券クラスの主役となっています。ただ、もしも日本の金利が上がって先進国なみになったら、私も普通の日本債券インデックスファンドを復活させるかもしれません。
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藤川さんの記事、個人向け国債をオススメするだけの記事というのは、めったにありません。地味な金融商品ですからね。貴重です。
余談ですが、「個人向け国債が元本割れする時」があるとしたら、その時は、海外だろうがなんだろうが何に投資していたとしてもアウト。日本国民である限り逃れようはありません。戦後と同様、インフレやもっと直接的な方法で個人の資産は没収されることになるだろう、と言うのが私の考えです。
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