とりあえず基礎年金は満額に近づけておきましょう、という話
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第55回のテーマは、こちら。
はじめに
今回は、基礎年金を満額もらおうという話。記事では、10年強で基礎年金の元が取れると概算。これは、納付期間が45年に増えたとしても受給が応分増えれば同じです。長生きがおトクです。
さて、その基礎年金、いわゆる年金一階部分は480ヶ月納めれば満額。しかし、「諸般の事情」で満額にならない方々もいらっしゃいます。リカバリーする方法は三つ。
(1)保険料追納(免除や学生納付特例などの手続きをしていれば、10年間可能。)
(2)60歳以降の厚生年金加入による「経過的加算」
(3)任意加入(60歳以降も加入期間が40年になるまでは加入できる)
このうち(2)の「経過的加算」が、今回の記事のポイントです。60歳以降の厚生年金納付では基礎年金自体は増えないですが、「経過的加算」という別の名前でその分がチャージされるという仕組み。
あと知らなかったのが、基礎年金相当額を40年分以上にする裏技・・・どうするかというと・・・詳しくは記事をご覧下さい。この分だけでも読んどかないと損します。
雑談
基礎年金が満額じゃない人って、けっこう身近にいるんですよね。たとえば、私。
今ははるかな学生時代、丸三年分の国民年金を納めていなかったのです。そして親も私も「払わなくてもその分もらえる」というアホな勘違いをしたままオトナになり…してやられました(笑)。
そして、60歳を超えてから任意加入+付加保険料の納付をした次第。
あとは、母です。よく事情がわかってないのですが、若い頃払ってなかった時期があった模様。もう手の打ちようはありません。
最近も、知人から「年金機構から追納の知らせが来たんだけどどうしたらいい?」と相談を受けました。配偶者が失職して3号被保険者からはずれたときに減免措置を取っていたそうです。もちろんここは追納の一手。
追納期限が近付くと年金機構さん、お知らせを送ってくれるんですね。私の学生時代の未払い分も追納のお知らせ送ってくれれば良かったのに。ひょっとして送ってきてたのかなあ。今は昔の話です。
いろいろ諸事情はあるわけですが、とりあえず基礎年金は満額に近づけておきましょう。年金をもらう世代になって、ひしひしと実感する今日この頃です。
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