初めて資産配分を考えるときに押さえておきたい3つのチェックポイント
いよいよ、政府、与党も腹をくくってくれるのか。一昨日、話題にしたNISAの拡充、決まりそうです。
最後は数字。非課税額がいくらになるのか。これがしょぼかったら、当ブログ的には今の政権はアウト・・・てか、とどめを刺される感じ。
最後は金額。当ブログ的には、与党に対する評価のバロメータかな。
— NightWalker (@nwalkerz) November 28, 2022
>12月15日前後に与党税制改正大綱を取りまとめる。
自公、税制改正へ調整開始 防衛費確保、NISA焦点 https://t.co/g7t9xihoi1 @Sankei_newsより
はじめに
こうなって来ると、いよいよ、
お金を増やしたかったらリスクを取って仕事や投資をしなさい
と言う価値観に徐々に変わって行く。今回の与党税制協議会で議論された防衛費もそうですが、「自分のお金や国は自分で守る」。そういうあたりまえの国に日本も変貌していくってことなんでしょうかね。これまで投資を敬遠していた層も、お金の勉強をしていきなりポートフォリオを組むようになるかもしれません。
さて、そんなポートフォリオで大切な観点は、2つ。
- 資産配分(リスク管理も含む)
- コスト
「コスト」は、理屈がわかってしまえばカンタンなのですが、むずかしいのが「資産配分」。十人十色で、これが良いという決定的な解はありません。しかも、ヒューマンファクターが絡み、自分に向いた解を見つけるのには、時間がかかります。(私は10年かかった)
ところが、むずかしいくせに投資の成否は(パフォーマンスは)、「資産配分」でほとんど決まるとされており、とても大切なのです。
その「資産配分」を初めて考えるときに、どのへんを押さえておくと良いのか。これが今回のお題です。私なりの答えを3つほど書いてみます。
その1 全世界株式への時価総額分散がニュートラルポジションであることを知る
株式市場は、たくさんの投資家から構成されています。では、その総和はどうなっているのか?それを表したのが、対象となる株式市場へ時価総額分散したときの指数(インデックス)です。いわば株式市場の縮小コピー。
ここが、株式投資のニュートラルポジションであること。この投資がいいかどうかは別にして、まずここは押さえておきたい。
これって株式全体を評価するための単なる指標なのですが、それに連動する商品をその昔作ってしまった人たちがいました。しかも、それがけっこう合理的であると、ものすごく賢い経済学者の人たちが言っているわけです。私は、その昔、橘玲さんの本でそのことをインプットいたしました。
その2 全金融資産に占めるリスク資産の量を把握する。
投資を続けるために最も重要なことは、適切な量のリスクを取ることです。少な過ぎればリターンは小さくなって世間に負け、多過ぎれば持続困難になって自分に負けます。ここがキモなのですが、けっこうむずかしいですよね。いろいろ悩んでみるしかありません。
ちなみにリスクの調整弁は、まずは「労働」。そして「キャッシュ」です。
その3 自分が美しいと感じる(好きになる)資産配分にする
リスクが適切にコントロールされているのであれば、結局、「保有していて気持ちいい」ってことがけっこう重要です。気持ちいいと長続きします。
好きこそものの上手なれ。好きになれば、いろいろ勉強もはかどります。(残念ながら、投資には勉強が必要です。ほったらかし投資といえど、ほったらかす根拠を勉強しないで始めてはいけません。)
わたしなんかは、全部オールカントリーが美しいと考えているわけですが、そうは思わない人も多いでしょう。「好き」は、ひとそれぞれ、好き好きです。もちろん「危険が好き」って人もいるので、繰り返しになりますが「リスクが適切にコントロールされている」ことが大前提です。
以上、初めて資産配分を考えるときに押さえておきたい3つのチェックポイントでした。
コメント
「リスクが少な過ぎれば世間に負け、多すぎれば自分に負ける」
「ほったからす根拠は勉強しなきゃダメ」
格言だと思います。いつもありがとうございます。
投稿: higurashitan | 2022年11月29日 (火) 06時57分
>higurashitan 様
ありがとうございます!
投稿: NightWalker | 2022年11月29日 (火) 08時30分