TOPIXインデックスファンドへの影響は? 段階的ウエート低減ついに開始 2022/10末〜
Bloombergさん。
はじめに
”日本取引所グループ(JPX)は7日、東証株価指数(TOPIX)の段階的ウエート低減の対象として千葉興業銀行を含む493銘柄を公表した。月末からウエート引き下げが始まる。”
東証の市場再編に伴って、徐々にTOPIX採用銘柄を見直していくというお話です。
上の図の第二フェーズ突入です。Bloombergさんの記事には、数字の内訳が出ていましたので、表にしておきます。
- | 現在 | 2022/10 〜2025/1 低減銘柄 |
低減銘柄 時価総額 ウエート |
---|---|---|---|
プライム | 1,835 | 205 | 0.50%※ |
スタンダード | 333 | 288 | |
合計 | 2,168 | 493 |
※TOPIX浮動株時価総額385兆円、段階的ウエート低減銘柄2兆円、9月29日終値
TOPIXインデックスファンドへの影響は?
削減銘柄の時価総額のウエートは、0.5%。TOPIX連動インデックスファンド保有者から見ると、ほとんど影響ないと思われます。対象は、流通時価総額100億円以下の銘柄ですから、少ないのはあたりまえ。
ただ、銘柄数の割合で見ると、23%もあるので、「名ばかり一部上場会社(失礼)」が多かったってことは伺えます。上場企業自体も問題ですけど、上場させたのは、東証ですしねー。あと、幹事会社か。
個人的に気になるのは、TOPIXに残った方。特に時価総額が大きい会社の時価総額がどれだけ成長するか?です。米国見てると、時価総額上位の企業の伸びがすごかったわけで。
最終的には、1306とオールカントリーだけにしていこうと考えている、枯れまくったほったらかし投資家としては、勝手に銘柄が変わって行くシステムはありがたい限り…と受け止めることにしています。ほかにどうしようもないしw
以上、東証市場再編の進捗状況のお話でした。
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