純資産総額の前月比、初の微減。資金流入は好調 〜eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2022.9の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2022.9の月次報告です。
2022/9 ベンチマークとの乖離率
2022/9 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
過去1ヶ月 | -5.3% | -5.3% |
過去3ヶ月 | -1.4% | -1.6% |
過去6ヶ月 | -7.3% | -7.5% |
過去1年 | 3.0% | 2.8% |
過去3年 | 51.7% | 65.8% |
設定来 | 60.2% | 59.9% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラス0. 2%でした。
2022/9 純資産総額
今月は、先月から2.13億円減の6,474.28億円。直近のデータでは、10/12現在、6652.43億円。
2022/9 資金流出入金額
今月の資金流入は、358億円。10月の途中経過は、〜10/12までで(右端、緑の棒グラフ)197億円。
本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第3営業日の10/5に130.23億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
9月末の純資産総額は6,474.28億円。初の前月比微減。相場の悪化には耐えられなかった格好です。資金流入は相変わらず好調です。数十年後を見据え、淡々と資金投下。オールカントリーを購入されるみなさんは、長期投資家が多い感じがするのがうれしい。
こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、1,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。
相場はけっこうメタメタですが、年次リターンは3.0%。円安に支えられていますねー。となると、円高がこわい。年寄りとしては「リーマンショックの時を思い出せ」と言ってみたくもなりますが、そうなるとも限りません。つまり、考えてもわかりません。
大事なのは、自分が取れるリスク。思考のポイントは、
- 直近、たとえば5〜10年以内に使うお金までリスクマネーに投じていないか?
- 相場が悪化しても長期投資を止めたくならない程度の価格変動の資産配分になっているか?
このあたりでしょうか。
今月の資産構成です↓
日本株の比率はいまや5%台が定着。日本株の復権に期待はしてますが、あるがままを受け入れるのがオールカントリーです。
配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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