つみたて投資を始める時に最も大切なこと
トウシル 西崎努さん。
はじめに
記事ではいくつかのポイントとして3つほどあげています。
- 追加投資は別の投資として行うか、積立投資の金額を増やす形で。
- 投資を始めるときに、状況によってどんな対応をするか想定しておく。
- 投資商品を増やす場合は、投資対象が違う商品を選ぶ。ただし「積立投資」に適した商品で。
どの観点も、大事ですよね。
この中で最も大切な事は何なのかな?と考えるに、太字にした2番目。「投資を始めるときに、状況によってどんな対応をするか想定しておく。」ってところなのかなと。
つみたて投資を始める時に最も大切なこと
想定しておくシチュエーションは、まさにこの記事に出て来る2点でしょう。
(1)相場が軟調なときどうするか?
(2)他の商品に目移りしたらどうするか?
これを考えるに当たって、最も重要な事は「やっているのは長期投資であると認識すること」でしょうか。つみたて投資は、あくまでもその手段。サラリーマンとしての宿命みたいなものです。
上記の(1)と(2)の答えは簡単で、
(1)相場が軟調なときも続ける。
(2)他に「目移りしない投資対象」を最初に選ぶ。
ということになります。(1)はむずかしいけど自分の問題。時に「ままならない」のは(2)でしょうかね。たとえば、「目移りしない投資対象」を全世界分散と決めたとしても、
- そもそもそんな投資は思い付きもしないし商品も存在しなかった(20世紀の日本)
- 複数の投資信託に分割すれば実現できるようになった時代(2000年ごろ)
- 古くからある商品の信託報酬率が値下がりせず他に乗り換えざるを得なかった時代
こんな現実があったわけで。ようやく、オールカントリーが登場したのが、2018年です。
この悩みがなくなるように、オールカントリーのような商品が正しく変化する、早い話が信託報酬率が資産額の増大に伴って下がり続ける、そんな世の中を願う古参のいちインデックス投資家なのでした。
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