月5万円でも生きていける
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)さん。
はじめに
ブログ「ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫」の紫苑さんの著書、『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』(大和書房)の一部を再編集した記事となっています。
いろいろあって「69歳。初めてお金に向き合った」そうです。年金は5万円で、それがすべて。家計の構造は記事から読み取るに↓
- ガス・水道・電気の光熱費が1万円
- 固定資産税・健康保険・介護保険・NHK受信料などの特別出費積立費(月割)に1万円
- 通信費が1万円
- 食費が1万円
- 消耗品、交通費、医療費等で1万円
月5万円でも赤字にならないため結果として貯金もできているとのこと。
ポイントは、
- 貯金をはたいて家を購入したので、住居費がゼロ
- 食費1万円でも、健康的な食生活ができる。
これ、国民年金だけで生きていく考え方の中核だと思います。ちなみに、伝統的な方法論は「子どもと同居」すること。住居費と食費をミニマム化できます。ただ、現代では、諸事情によりなかなか通用しないやり方になっているのではないかという気はします。そういう意味では、紫苑さんは「ひとりシニア」。そのお話は大いに参考になるはずです。
雑談
記事には、「自営業者の年金額を対象にしたプランはなかなか見当たりません」とあります。これは早期リタイアして私も気が付いたことでした。
印象的だったのは、
この期に及んでもなかなか「自分は中流」だとの思い込みから抜けきれない
と言うご指摘。これは、リタイア後の心の持ちようとして、ぜひ参考にしたいと思いました。
私自身は、中流にしがみつくべく、あれこれ算段をしてきたわけですが、あらためて、「足るを知る」「分相応の生活」「平均にとらわれない」。肝に銘じたいと思う今日この頃です。
コメント
最低限これでも生活していける、という水準を知る点では意味があるとは思いますが、実際に万人ができる方法か、となるとどうでしょうね。
私も多分無理ですが、要は自分なりの「足るを知る」「分相応の生活」「平均にとらわれない」の水準が意識できていればいいのかな、と。
投稿: mets | 2022年10月10日 (月) 07時58分
セミリタイア村にいると、なれてしまって驚かないが
なかなか厳しいだろうとは思う。
投稿: のえお | 2022年10月10日 (月) 10時34分
みなさまコメントありがとうございます。
>ミント様
この記事の教訓は、
・「あるお金で生きる」という感覚を持つ
・現代は知らぬ間に手に入るインフラ(資産)の恩恵で意外と安く生きることができる」
のふたつでしょうか。
>のえお 様
セミリタイア村…たしかにそうですね(^^;)。
投稿: NightWalker | 2022年10月10日 (月) 10時43分
通信費1万円/月は多い
投稿: ひろ | 2022年10月14日 (金) 22時06分
>ひろ様
コメントありがとうございます。
記事によると、月1万円が予算、実績が7510円。スマホ+固定かもしれませんし、機種代金が含まれてるのかもしれませんし、フリーランスの仕事をなさっているという事で、電話をけっこう使うのかもしれません。
紫苑さんに限らず。通信費が高い時代ですね。
投稿: NightWalker | 2022年10月15日 (土) 01時40分