億ったから早期リタイアするわけではない件
日経 REINAの「マネーのとびら」さん。
はじめに
”日経ヴェリタスは1億円を超える金融資産を持つ500人の億り人、500人の一般個人投資家の計1000人にアンケート調査を実施しました。”
- 億り人の平均年齢は52歳。
- 億り人で、FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した人は12%
- 生活費は67%が月30万円未満
- 46%が趣味は投資と回答
- ポートフォリオで目立つ特徴は現預金の少なさ
実に面白いです。「億り人」ってネットスラングのはずでしたが、すっかり日経に認知されましたw
趣味は投資というのは、思わずうなずいてしまいます。なぜなら、凡人は、億ったらお金をなにがしかに使い「億り人」ではなくなるだろうからです。というか、億る前に使っちゃいますよねw
あたりまえだが、億ったから早期リタイアするわけではない。
FIRE達成者は、億り人のうちの12%。生活費が月30万円だとするなら、30万×12ヶ月×25倍(4%ルール)=9000万円。多くの億り人たちが、早期リタイア可能な領域に達しているわけですが、
- 億るくらいでは経済的自立(FI)は達成していない。
- そもそもお金には興味があるがREには興味はない。
などなどと考察するに妥当なラインなのでしょう。仕事辞めたらお金減っちゃうし、そもそも日本人は仕事好きだし。
あたりまえですけど、億ったから早期リタイアするわけではないですよね。
早期リタイアしたい→経済的自立が必要だ→一億円がメドかしら
あくまでも、早期リタイアしたいから必要な金額を蓄財するというプロセスです。それに、早期リタイアに対する想いが強い人は、完全に経済的自立していなくても早期リタイアしちゃう道もあるわけで。
- ある程度のお金(一億円である必要はない)ができたら、とにかく働きたくない仕事を辞める。
- やっても良いと思える仕事をし、その間も資産形成は継続する。
- 年金生活者になるまでの間に経済的自立を達成する。
いわゆるセミリタイア状態からの完全リタイア。日本は、年金制度の助けも借りながら、多くの人が最後は経済的自立を果たせます。焦る必要はあまりありません。そんな幸せな国なのであります。
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