こんな相場だから、長期投資における失敗要因を確認しておく。
トウシル、白石 定之さん。
はじめに
記事は、心理的な要因で売買して失敗するケースについてあれこれ想像してみる、というものです。
心理的な要因で売買すると失敗しますよーという分析となっております。
ただ、結局、未来は予想できません。たとえば、上記の図で、④と⑬の違いは何なのか? 私にはわかりません。
では、長期投資家の場合、どう考えればいいのでしょう?
こんな相場だから、長期投資における失敗要因を確認しておく。
まず、抜本的に見るグラフが違います。長期投資家の考えるグラフはたとえばこちら↓
毎度おなじみニューヨークダウの長期推移。ザ・右肩上がり。縦軸を対数にしているところがミソです。長期投資を前提とするなら「買い」も「売り」も失敗なし。失敗とは、長期投資家の分際で、中短期の上げ下げでうろちょろしてしまうこと。
では、長期投資家であれば、記事にあったグラフをどう考えるでしょうか。
- 資産形成期(数十年):
①〜⑱ 原則全部「買い」か「何もしない」。「売る」のはリバランス時。 - 資産活用期(数十年):
①〜⑱ 原則全部「売り」か「何もしない」。「買う」のはリバランス時。
以上、なんですよね。迷いなし。あっても振り切る(^^;)。
タイミングや相場の状況、そもそも期待する運用リターンよりも、
- 資産運用のフェーズ
- 自身の取り得るリスク
- それにふさわしい資産配分
これらが、長期投資成功のための重要なファクターなんですね。10年〜20年続く相場低迷期にいかにがんばるか?心理的要因を含めた「資産配分」「リスク資産比率」がカギとなってきます。
そんな長期投資家も一人の人間。ついついふらふらしちゃいます。精神安定剤としても有効なツールが、
- つみたて投資(ドルコスト平均法)
- リスクの可視化(リスク資産比率の把握)
取り崩し期であれば、
- 定率や定口取り崩し
などなのであります。ほかにも、「マイ精神安定法」をお持ちの方も多いでしょう。
以上、こんな相場だから、長期投資における失敗要因を確認しておくエントリーでした。
コメント