たまには「日本も捨てたもんじゃない」という記事を書いてみる。
東証マネ部さん。コモンズの渋澤健さんへのインタビュー。日本ダメじゃんみたいなことばっかり書いていた気がするので、たまには、日本も捨てたもんじゃない的な記事もご紹介。
はじめに
渋澤さんの日本に対する見方は、ポジティブです。
「悲観的な見方をする方が多いのですが、私はこれから日本が良くなると期待しています」
その理由は、
「日本経済は30年周期で破壊と繁栄を繰り返す、というのが私の持論だからです」
おおおっ。いいですね〜。こういう考え方、好きです。思わずコモンズ30買おうかと思ってしまったくらい共感してしまいました(笑)。整理すると、
- 1990年頃から現在 苦しみの時代
- 1960年頃~1990年頃 繁栄の30年
- 1930年頃~1960年頃 敗戦
- 1900年頃~1930年頃 日露戦争〜の繁栄の時代
- 1870年頃~1900年頃 明治維新が起き、江戸時代の常識が破壊された30年。
てな具合。
とりあえず日本も見捨てないでおこうと思う今日この頃
ほんまかいな、ということで、ちょっと前にご紹介したFIWA®協会理事長 岡本 和久さんのコラムを見てみます。
拙ブログでもご紹介させていただきました。
明治維新からわずか10年で株式取引所が開設され(すごいわ、当時の日本人)、しばらくは右肩上がりなので、上記の30年サイクルという分析にはちょっと無理があるように思えます。
しかし、明治維新以後、2回の長期低迷期(30年程度?)を除けば、日本株も右肩上がりです。明けない夜はない。
日本復活の鍵として、渋澤さんは「人口増に依存しない繁栄」をあげておられます。たとえば、輸出産業の生産性が何らかの理由で(国際政治的な理由も含めて)他国に比べて高くなるのか、はたまた新たな科学技術の台頭で別の産業が生まれるのか。
過去、戦争でとんでもない借金をこさえてきた日本が超長期で見れば成長してきたので、個人的には「政府債務が増えたからその国は終了」と言う説には、何かが欠けているような気がしてます。ちなみに今は、冷戦終結後のマネー敗戦による債務増加でしょうか。
いずれにせよ、こういった超長期の推移に対する説明は、所詮、常に後付け。未来の予測は誰にもできません。長期投資家的には、考えても仕方ないと私は考えております。日本も見捨てないで、しっかりポートフォリオに組み込んでおこうと思う今日この頃でした。
こう考えると、日本株の資産配分比率を固定にしておいた方が良いのではないか?という考え方がまたしても私の中で鎌首をもたげてきますが、やっぱり、徐々に時価総額分散程度にしていこう(今は日本株多め)と考えるほどには、枯れてきた私ではあります。
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