« 早期リタイアが失敗するケースについて考えてみる。 | トップページ | 144年にわたる日本の株価指数 〜日本でも長期投資は有効だった »

2022年8月22日 (月)

GPIFの運用ポートフォリオに学ぶ 2022

モーニングスターさん。良記事です。

はじめに

”資産運用の基本は、「長期投資」と「分散投資」といわれる。その考えを実践して長期にわたって良好な運用成績を実現しているのが、公的年金の運用を担っているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)だ”

  • 「儲けるための運用(収益の最大化をめざす運用)」ではなく、厚生労働大臣が示す年金積立金の中期的な運用目標を「最低限のリスクで確保する」ことをめざしている。
  • 現在は、「国内債券」25%、「外国債券」25%、「国内株式」25%、「外国株式」25%という均等配分。
  • かつては、「国内債券」60%だったが、金利情勢などから「国内債券」で安定的な収益を獲得することが非常に難しい状況。
  • 債券比率が減ったことが、結果として、パフォーマンスに寄与した。
  • 一方、「リスクを最小限に抑える」という運用であれば、「国内債券」をゼロにするような選択は難しい。

といった内容になっております。また、リスク許容度についても言及があります。

”「リスク許容度」は、人ぞれぞれに異なる。「リスク許容度」の範囲内に、運用ポートフォリオのリスク水準が収まるようにしたい。自身の「リスク許容度」を超えて資産が目減りしてしまうと、運用に対する恐怖心が強くなり、運用を継続することができなくなってしまう

すばらしい! 「長期投資の旅は長い」のであります。

資産所得倍増計画の一環として「GPIFの運用ポートフォリオに学ぶ」というのはありかも

当ブログ的に付け加えるとするのなら、資産運用の基本は、「長期投資」と「分散投資」プラス「ローコスト」。GPIFの運用も、もちろローコスト。規模を考えると日本一なんじゃないかなあ。

当ブログを始めた頃(17年前)、資産形成を目的とした投資家の情報源は限られていました。そんな中、情報がしっかり公開されているGPIFは貴重なお手本。

当時、私が最初に思ったのは、

プロの金融機関はアクティブファンドをしきりにオススメしてくるのに、なぜプロ中のプロであるGPIFはインデックス(パッシブ)運用主体なのだろー。

ということでした。なんでだろー。

その理由は、言わずもがなですよね。どういう投資が真に勝てる確率が高いのか。庶民にとって有益なのか。その答えの最有力候補がGPIFの運用の中にあります。

最近話題の「資産所得倍増計画」。制度はきっちり強化するとして、肝心なのは金融リテラシー。魂を込める作業が必要です。仏像を作っても拝んでくれなければ意味がない。その教材のひとつとして、GPIFの運用の正しさを国民のみなさんに知ってもらうという活動が良いのではないでしょうか。正しく投資しないと個人も国家も長期的に損してしまう可能性が高いことを、国が勇気を持って言うべき時が来ています。

|
follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« 早期リタイアが失敗するケースについて考えてみる。 | トップページ | 144年にわたる日本の株価指数 〜日本でも長期投資は有効だった »

コメント

私も最近知ったのですが、GPIFは100%パッシブ運用というわけではないみたいですね。

比率としては約14%と少ないですが、アクティブ運用にも充てられています。

https://www.gpif.go.jp/operation/last-years-results.html

こちらに様々な集計データを公開していますが、ファンドの推移をみてもアクティブファンドも一方的に減らされているわけでもなく増えたり減ったりしれるんですよね。

保有ファンド一覧はありませんが、全保有銘柄の時価総額などもあり参考にはなりませんが、いろいろな数字が見れて面白いです。

投稿: はくらい | 2022年8月22日 (月) 15時14分

「日本国債」クラスの評価

モーニングスターが、記事の中で、前提条件はあるが「日本債券」クラスを外し、「外国債券」と国内外の「株式」のみで運用する方法に触れた。慎重で保守的なモーニングスターが?この事にオークは驚いた。
①日本債券の信用リスク②為替リスクを冷静に検討したら、それが最善の「資産配分」だとオークは思う。オークは既にそうしている。

投稿: オークX32 | 2022年8月22日 (月) 15時25分

みなさまコメントありがとうございます。
>はくらい 様
たしかに。ESGも、他国の年金運用を横目に見ながら取り組んでますし。パッシブ運用主体、という言い方に修正しました。ご指摘ありがとうございました。

>オークX32 様
GPIFは個人向け国債変動10年、買えないですからね。中長期的に金利上昇しかない今の状況では買えるものがないです。

投稿: NightWalker | 2022年8月22日 (月) 16時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 早期リタイアが失敗するケースについて考えてみる。 | トップページ | 144年にわたる日本の株価指数 〜日本でも長期投資は有効だった »

 
 
Copyright © 2005 - 2021 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.