先進国株式インデックスファンドを俯瞰してみる 2022/8
インデックスファンドの主流は、いまや米国株式と全世界株式になりましたが、それはつみたてNISA以降。それまでは、なんと言っても日本を除く先進国株式クラスでした。今回は、そんな先進国株式クラスのインデックスファンドのチェックです。
はじめに
モーニングスターさんで以下の条件でスクリーニングしてみました。
- 国際株式・グローバル・除く日本(ヘッジなし)
- 3年以上の運用があること
- 新興国株式を含んでしまう等、意図しないファンドは目視で削除
結果、28ファンドがヒットしました。意外と少なかった?
純資産総額 ベスト10
# | ファンド名 | 会社名 | 信託報酬等 (税込) |
純資産額 (百万円) |
---|---|---|---|---|
1 | ニッセイ 外国株式インデックスファンド | ニッセイ | 0.10% | 421,393 |
2 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際 | 0.10% | 362,301 |
3 | たわらノーロード先進国株式 | アセマネOne | 0.11% | 218,372 |
4 | SMT グローバル株式インデックス | 三井住友TAM | 0.55% | 143,962 |
5 | つみたて先進国株式 | 三菱UFJ国際 | 0.22% | 80,817 |
6 | eMAXIS 先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際 | 0.66% | 62,915 |
7 | 野村 インデックスF・外国株式 『愛称:Funds-i 外国株式』 | 野村 | 0.61% | 37,027 |
8 | 東京海上S・外国株式インデックス | 東京海上 | 0.22% | 34,606 |
9 | ステート・ストリート 外国株式インデックス | ステート・S | 1.05% | 24,134 |
10 | iFree外国株式インデックス(H無) | 大和 | 0.21% | 23,188 |
ニッセイさんが 強いですが、Slimも負けてはいません。三菱UFJ国際投信さんは、一物3価をやらかしちゃってます。もし、この3ファンドが統合されれば、5000億円超えなんですよね。もったいない。
たわらはスペック上、まったく問題なく優秀なファンドなんですけど、もう一押し欲しい。やっぱり、名前かしら(^^;)。もったいないなー。
おや、と思ったのが、ステートストリート。ベスト10に入ってる!もしこのファンドが、信託報酬率を逓減し続けていれば、これまた違った風景が見えたことでしょう。ちなみに、10年以上運用でスクリーニングすると、こういったファンドが浮かび上がります。
# | ファンド名 | 会社名 | 信託報酬等 (税込) |
純資産額 (百万円) |
---|---|---|---|---|
1 | ステート・ストリート 外国株式インデックス | ステート・S | 1.05% | 24,134 |
2 | インデックスF海外株式(H無) 『愛称:DCインデックス海外株式(ヘッジなし)』 | 日興 | 0.92% | 18,163 |
3 | インベスコ MSCIコクサイ・インデックス | インベスコ | 0.77% | 13,008 |
4 | 外国株式インデックスファンド | 三井住友TAM | 0.88% | 7,080 |
5 | (MSCIセレクト) コクサイP | インベスコ | 0.99% | 5,664 |
6 | 外国株式インデックス・オープン | 三井住友TAM | 0.88% | 3,926 |
悪いのは信託報酬率だけ。せっかくの先駆者なのになー。あーもったいないもったいない。
信託報酬率との相関関係
ものの見事に、信託報酬率が低いほど、パフォーマンスがいいですね。マザーファンドはどこの会社も優秀ゆえに単純にそうなるんですね。
結局、インデックスファンドは、コストが命であります。
以上、とっても、もったいないファンドだらけの先進国株式インデックスファンドを俯瞰してみるエントリーでした。
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