リバランスの効果についてまとめてみる 2022
東証マネ部さん。
リバランスについてまとめてみる 2022
提供元:野村證券(FINTOS!編集部)さんによるリバランスの説明動画です。
”分散投資でリバランス、つまり資産の再配分を行うと上昇相場でなくとも利益が確保できる場合があります。”
いわゆるリバランス・ボーナスについてですね。リバランスの効果ってなんだろうと思っていらっしゃる方は、見てみると良いかも。
動画は、何もしなかったときよりリバランスした方がお金が増えるケースのシミュレーションですが、慎重に言葉を選んでいて、リバランスすれば必ず儲かるという言い方にはなっていません。さすが世界の野村さんのコンテンツですw
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リバランスというのは、相場の変動によって、当初の資産配分が崩れてしまったときに、元に戻す作業をさします。ちなみに加齢などによって、資産配分を変更する作業は、リアロケーション。どちらも現状の資産配分を調整しますが、意味合いは違います。
以下、ときどき書いております、私が考えるリバランスのポイントを3つほど。
その1 リバランスの目的
あくまで、リスクを一定に保つことです。お金を増やすことではありませんのでご注意。
その2 いつリバランスする?
2つパターンがあります。
(1)1〜3年に一回、有無を言わさず定期的に行う。
(2)資産配分が決めた範囲をオーバーしてしまったときに行う。
私は両方やってます。ただ、頻繁にリバランスを実施するのは、税含むコスト面などから不利。リバランス発動レンジをある程度持つことで、そうならないようにしています。なので、(1)=定期リバランスをスルーすることもあります。
その3 リバランスするとお金は増えるのか
リバランスをすると、結果的に「安く買って高く売る」ことになるケースがあります。リバランスをすれば必ず増えるというわけではありません。相場のパターンを次の4つに分けたとき、
(1)「下がって」「上がる」
(2)「下がって」「下がる」
(3)「上がって」「上がる」
(4)「上がって」「下がる」
リバランスがパフォーマンスでプラスに作用するのは、(1)と(4)。(2)と(3)のケースではリバランスは一時的にはマイナスに作用します。
個人的に悔しいのは(3)。凡人なので、売らないで持っておけばもっと増えたかもしれないのに、って思ったりますよね(笑)。相場の格言に「アタマとシッポはくれてやれ」というのがありますが、相場の勢いというやつは、時にけっこう大きく、頭としっぽどころじゃないケースもあるわけで。そういうときも、じっとがまんの長期投資です。
(2)が気になる長期投資家は少ないかな。(2)転じて(1)となって(10年後かもしれないが)、大きな成果にも繋がります。長期投資は、投資対象を間違えなければ(←ここ大事)、「下手なナンピン、スカンピン」にはならないと信じた人がするものであります。
以上、ときどきやってる、投資初心者向けのエントリー。リバランスについてまとめてみる、でした。
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