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2022年7月 7日 (木)

iDeCo、65歳未満まで加入年齢延長 定年後も恩恵

日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第50回のテーマは、こちら。

はじめに 〜iDeCo、65歳未満まで加入年齢延長 定年後も恩恵

記事には、iDeCoとつみたてNISAをフル活用した場合、65歳の時点でどのくらいの老後資金が用意できそうかという試算があります。想定運用利回りは4%(MSCI ACWIの過去実績を固めに見た数字。当然、長期運用が前提)。

25歳から40年だと7000万円弱になり、40歳から25年でも約3000万円が見込める。

すごい。

もちろん、若いうちはフル活用である年67万6000円はきついので、もう少し見積もりは少なくなるかもしれません。夫婦がともに同じ条件で積み上げるなら、単純に倍。また、退職金のない(少ない)専業主婦・主夫の場合、「退職金控除分、最終的な節税額が大きくできる可能性がある場合も」という話もコラムにありました。

いろいろと考えるところも多い記事ですので、ぜひお読み下さいませ。

雑談

こうしてみると、iDeCoとつみたてNISAだけで充分じゃん、と言う気がしてきますが、やはり「時間」が課題ですね。

資産額とは、投資額×運用年数×運用利回りの3要素。一部の収支に恵まれた人、運の良かった人を除けば、運用年数こそが勝利への道であり、ある意味最も困難な選択肢です。その肝心の時間を使い果たしたオーバー60世代としては、昨今の制度改革に対してなかなか複雑な気持ちになってきます。

それでも、田村さんの試算結果によると、55歳からでも、それなりに貯まることが示唆されていますし、あきらめず努力ですかね。

一方、若い世代にとっても、時間は鬼門です。人間の価値観は、未来より現在。お金っていろんな理由を付けて、たとえば「自己投資」と称して、ぱーっと使いたくなるわけで。

私自身を振り返って見るに「自己投資」のリターンは、なんだったのか。大学へ行ったことは、あきらかに投資(投じたお金に見合った収入が得られたという意味で)だったなと確信しますが、これは親の支援あっての話。しっかり考えて成果を上げていらっしゃる方も多いとは思いますが、私の場合、社会人になって以降の自己投資は果たして有効だったかどうかは微妙です(^^;)。

早期リタイア後は、仕事のための投資より、仕事以外の活動への投資が役に立っているかなあ。サラリーマンの自己投資は、サラリーマン卒業後のためにあるのかもしれません。

あと、持ち家は重要な活動拠点となっており、これも自己投資効果があったような気がしてます。家を建てる方は、将来の活動スペース(たとえば書斎)の確保について一考しておくのもいいかもしれません。リフォームするっていう手もありますがお金がかかっちゃいますからね。

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コメント

お取り上げありがとうございます。
まさにご指摘通り、時間が大事ですよね

投稿: たむりん | 2022年7月10日 (日) 15時32分

>たむりん様
コメントありがとうございます。
人生に等しい長さの時間ですもんね。そのリスクは大きく、ゆえにリターンが大きいと愚考いたします。

投稿: NightWalker | 2022年7月10日 (日) 19時57分

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