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2022年7月 4日 (月)

全世界株式のススメ 2022

東洋経済、山崎元さん。

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はじめに

S&P500もギリギリ及第点だけどもっといい解がある、というのが先生のかねてよりのご指摘ですが、本稿では「S&P500を指標にするインデックス・ファンドをすすめない。」とばっさり。

多少意訳も含めて抜粋いたしますと、

  • アメリカ経済はたしかに好調だが、「20~30年という限られた期間」だけで、未来を予測はできない。
  • たった200年程度の株式市場の歴史だけで「今後もアメリカ市場の株価が伸び続けること」を判断するのは、統計的にも無理
  • 当のアメリカのプロの投資家も「アメリカオンリー」の投資から、「全世界」へと分散投資するようになっている。
  • 米国株は、「株価を上昇させる財務政策的なポテンシャルを使い切った」状態かもしれない。

同意しちゃいます。そして、先生のオススメは、全世界。

アメリカ株だけに投資するよりは、アメリカ株を含む全世界に投資したほうがいい

記事には、高齢者の資産運用についても言及があります。

”「高齢者向けの運用商品」なんてインチキに騙される人にはなってほしくない。”

これは、全面的に同意です。「高齢者向けの運用商品」なんてものはないのです。思えば私の母もちょっぴり騙されちゃったよなあ。

「インチキ」とは、ずばり「割に合わないコスト」でしょう。古くはグロソブ、最近では円奏会。これらに共通するのは、期待リターンの小さな債券クラスあるいは債券が多いファンドの分際で失礼千万な額のお金を奪っていくこと。

高齢者の方が特に注意すべきは、「リスク許容度」つまり「余裕資金の算定」なのであって、商品選択ではありません。

 いくつになってもオールカントリー

当ブログとしては、これを合い言葉にしたいと思います。

ただ、一点だけ注意すべきことがあります。それは、株価軟調な今だから山崎先生の言葉が響いたとするならば、それはちょっと危険だということ。損したから止める、っていうのであれば今後も右往左往してしまう可能性が...。

そう言う意味では、もしあなたが真の米国信奉者ならば、こここそが踏ん張りどころで、「オレは、日本一の米国人になるっ」くらいの勢いが欲しいような気もします。自己責任なのでどんなミライを選ぼうと自由なのであります。

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