最近は、働きやすくなっているのに働きがいが低下しているらしい
日経さんです。
はじめに
信用評価会社のクレジット・プライシング・コーポレーション(CPC)さんが、日本最大級の社員クチコミサイトの情報を元に「働きやすさ」と「働きがい」を指数化。奇しくもアベノミクス開始後の2012年からの10年間で、
- 「働きやすさ」は、上昇。
- 「働きがい」は、下降。
となったそうです。記事には、わかりやすいグラフが付いています。ご興味のある方は、ぜひ元記事をチェックしてみて下さいませ。
「働きやすさ」と「働きがい」が逆相関。そもそも両者に関係がないのか、働きやすさの改善が追いついていないのか。指数自体がどういうものか、恣意性の有無等はよくわかりませんでしたが、そういう傾向はあるのかもしれません(どういう傾向だ(笑))。
雑談
さて、私のサラリーマン時代を振り返ってみるとこんな感じ↓ ここでは「働きがい」を「やりがい」に変えてます。
- 20代〜30代(20世紀の頃) バブル崩壊後含めてけっこうやりがいを感じて働いていた。
- 40代 やりがい減少(2000年代〜)
- 50代 やりがい大幅減少(2010年代〜)
これだけみると、なんだ単に働かないおじさんになっていっただけじゃんか、という感じしますね(笑)。実際そうだったんでしょうけれど、ちょっとだけ言い訳を書いておきます。
20世紀の頃、なんでやる気があったかというと、
- 会社が成長期にあった。自部門は、その牽引役だった。
- 現場に裁量権があり、若手でもリーダーシップを発揮できた。
21世紀になって、やる気が低下して行った理由は、
- ITバブル崩壊後、会社が低迷した。
- 自部門も業績キープしていたもののかつてほどの元気はなくなった。
- 現場に裁量権が減り、管理職ですらリーダーシップを発揮する場が減っていった。
- 50代になると、他人のトラブル処理等、元気の出ない仕事が増えていった。
結局、商売だったのかな、という気はしてます。商売の浮き沈みは、時代の要因と個別の要因の2つがあります。昨今のFIRE指向は、少なからず、時代の要因と関係があるのかも。
かくして、あまりのやる気のなさのおかげで、めでたく早期退職勧奨を受け早期リタイアすることに相成ったのでした。この結果、私の人生のやりがいが復活したわけですから、皮肉な話ではあります。
コメント
私は、やりがいの有無は「承認欲求」がどれくらい満たされるか、によると考えるようになりました。
「承認欲求」は、会社では経営層からだったり同僚からだったり。家族からの場合もあるし、趣味の世界や地域活動からだったり。
どこかで「承認欲求」が満たされればその世界でやりがいが生まれると思います。
投稿: 定年退職者 | 2022年7月19日 (火) 23時53分
> 定年退職者 様
コメントありがとうございます。
まさに「承認欲求」です。
こと会社において、「承認」=「商売」となってしまったのが私にとっての運の尽き。一方で、会社以外のフィールドで承認欲求が満たされるようになっていた私は早期リタイアで「やりがい」が復活したという次第です。
投稿: NightWalker | 2022年7月20日 (水) 00時01分