高校生の金融教育、ココを教えて!
トウシルさん。タイトル通りの座談会です。こういうのおもしろいですよね。
はじめに
第一印象。みなさん、しっかりしてるなあ。40年以上前の私を全力で想像してみますに、こんな立派なコメントはできなかった気がします(^^;)。
記事から、印象に残ったワードをピックアップ。
- 一人暮らしするときにどれくらいお金がかかるかとか、そういう授業はあったけど、投資とか、資産形成とかはやってない
- 今年の子は資産形成の授業が受けられるのかもしれない。えー、ずるい(笑)。
- 家庭科じゃなくて、現代社会で、授業中に株の話がちょっと出た(先生が軽く脱線しただけのようだが、そう言う話が心に残る)
- ぶっちゃけ、先生のやる気はあんまり感じない
- 17歳や18歳で、2,000万円とか、資産形成とか、言われても実感湧かない
では、興味がないかというとそういうわけではありません。
- 言葉の意味も、ちゃんと整理された状態で、ゼロから教わりたい
- お金のことを知らないまま社会に出てしまうことはちょっと怖い
- マンガで読んでみたい
- 同年代で株をやっている人の話を聞いてみたい
この中で、特に個人的に重要だと思うことが2つあります。
その1 お金を知らないまま社会に出るのは怖い。
まったくその通りなんですよね。私も社会に出てから、お金のいろんな仕組み、ついでに世の中が資本主義でできてることを知りました(笑)。
- 社会保険のいろいろ(基礎年金(国民年金)、厚生年金、雇用保険)
- 金融商品のいろいろ(各種保険、各種ローン、株式、投資信託、持ち株会)
- 金融詐欺(のような商品含む)のいろいろ
これは、社会に出た途端に必要になります。
その2 社会科で教えるべきこともある。
お金の話をわかりやすくしようとするとノウハウに偏りがちですが、根っ子にあるものも教えるべきだと思うんですよ。ノウホワイ。たとえば、投資に関して言えば大きくは次の二つです。
- 原理原則その1:そもそも株価とは?
→株式の価値は、その会社(市場)が将来にわたって生み出す全ての利益を現在価値に換算したものである※ - 原理原則その2:分散投資とは?
→期待リターンが同じで相関関係が小さいものを組合せると、期待リターンは同じままリスクが下がる。
この二つの論理の帰結が、たとえば「インデックスファンドの長期保有」だったりするわけです。これは、家庭科と言うより社会科な気がします。
※橘玲さんのご著書 p104からの引用です。
個人的に金融教育の根底にあると思うのは、世界は資本主義でできていて健全な競争がその原動力となっていること。これ教えるの、私の時代の社会科の先生だとムリだったかもしれないなあ。
コメント
「バーチャルで実践教育」
積立NISA をバーチャルで実践を通じて義務教育で学ぶ事が良いかと思った。
小学5年生頃から、毎月1回1時限(家庭科若しくは社会科)前半は座学で30分、社会保健・金融商品・金融詐欺・長期分散・平均回帰等を網羅的に学ぶ。
後半20分は実践報告会でのイメージは下記の通り。
一人毎月33,000円(バーチャル円)を積立NISAルールで、生徒自身のセンスで運用を始める。毎月の実践報告会で、3人位から運用実績報告会を行う。この積立資産(バーチャル)は義務教育中は継続して利用する。実践報告会は、意見交換の場とする「成功例」「失敗例」をクラスでシェアする。
記事を読んで、ふと思いついた方法です。 「資産運用クラブ」や「同好研究会」に発展するともっと面白くなると思いました。
投稿: オークX32 | 2022年7月 8日 (金) 09時26分
>オークX32 様
コメントありがとうございます。
つみたてNISAは、資産形成における投資の基本を学ぶのに最適な枠組みの一つですね。「資産運用クラブ」は仮想通貨にとかに走りそうな(^^;)。
投稿: NightWalker | 2022年7月 8日 (金) 10時09分
クラブ活動なら、暗号通貨もレバレッジもいいんじゃないですか?バーチャルですし、失敗する事、破産する事、何でも失敗から「学ぶ」事が大切だと思います。
返信不要です。
投稿: オークX32 | 2022年7月 8日 (金) 11時12分