早期リタイア、3つの「卒業」を考える。
夏になると暑くて会社に行きたくなくなりますよね。早期リタイアした私も散歩から足が遠のきます。えっ?夏に限らず、ずっと?
はじめに 〜早期リタイア、3つの「卒業」を考える。
というわけで、ときどき書いているんですけど、早期リタイアとはどういうことなのか、と言う雑談です。早期リタイアを表現するのに私がよく使う表現のひとつが、「卒業」。私の場合を3つほど上げてみます。
その1 サラリーマンからの卒業
まずは、サラリーマンと言う形態での労働からの卒業です。≒ 国民年金第2号被保険者殻の卒業という側面もあるかも。でもこれは「労働」からの卒業ではありません。何を持って労働とするですが、こちらには、
”自己の内部に存在する肉体的・精神的能力を用いて、目的意識的に外部の自然に働きかけることによってそれらを人間に役だつように変化させる活動のこと”
とあります。この定義、「賃金をもらうために肉体的・精神的能力を使う」じゃないところが、すばらしすぎる。
「自分の能力を誰かしらの役に立てれば労働」なわけで、多くの人は何もしていないつもりでもなにがしかの役に立っているはずです。
引きこもってネットコンテンツで遊んでいるだけだとしても、実はネットコンテンツ社会に貢献しています。身近なところでは、家事だってもちろん立派な労働です。
と、言い張れば、健康寿命が尽きていなければほぼ一生労働者。役立つ度合いとか、対価の量じゃないんと思うんですよね。私が「早期リタイアとは極めて収入の少ない自由業である」と言っている所以はこのへん。
その2 子育てからの卒業
早期リタイアするときに重要なファクターが家族。子供が義務教育のうちに早期リタイアするのは、なかなか勇気がいります。子供の情操教育上、どうなんだろ、という迷いが出てきますし、実際そうです。
経済的自立もそうですが、子育てには時間がかかります。25〜30歳でできたコドモが45〜50歳には成人。ここからは、おとうさんおかあさんは、第二の人生を歩む。みたいなストーリーはある意味、理想的。早期リタイアするにせよしないにせよ、結婚はもっと早いほうが良かったかなあと今にして思う私ですが、まあ、人生いろいろ。結果オーライで行くのが「吉」と考えることにしています。
その3 資産形成からの卒業
早期リタイアとは、もう収入を積極的に求めなくても良い状態。セミリタイアの場合でも、投資収入と合わせて収支トントンであればヨシ!お金を使わずして何の人生ぞ。資産運用の目的は、資産形成から資産活用になります)。でも、やることは一緒ですw
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以上、早期リタイア、3つの「卒業」を考える、でした。
「卒業」といっても、切なくも甘酸っぱいティーンエージャーのそれとは違い、オトナの卒業はけっこう現実的。でもまあ、人生終盤、第4コーナー直前みたいな位置での卒業というのも、なかなか哀しくも楽しいと思う今日この頃なのであります。
コメント
Life is not bad
70歳を目前にして、その1「サラリーマン」その2「子育て」は完全に卒業しました。色々問題はあったが、今振り返ればとても充実していた、と前向きに評価してます。その3「資産形成」はほぼ卒業状態ですが、「運用」の面は未だ「道半ば」(関わりたいと)だと認識しています。
残された「余生」を、好きな事(音楽・旅行・飲み会・グルメ)に積極的に参加して、楽しく過ごしたい。健康管理は怠らず「まあまあの人生」が送れれば良いと思ってます。
投稿: オークX32 | 2022年7月17日 (日) 08時37分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
長い間お疲れさまでした。これからの人生をぜひぜひお楽しみ下さいませ♪
投稿: | 2022年7月17日 (日) 10時33分